道・道教委 特別支援教育充実セミナー 支援計画の活用促進を 教育と福祉 連携体制構築(道・道教委 2021-07-01付)
道教委と道保健福祉部は6月21日、特別支援教育充実セミナー(全道セミナー)をオンラインで開催した。約100人が参加し、連携体制の構築を重点とする本年度の事業の方向性を確認。演習・協議では、個別の教育支援計画の活用促進の必要性が指摘された。
道発達障がい支援成果普及事業における成果を踏まえ、教育と保健福祉分野の連携のもと、特別な教育的支援を必要とする幼児児童生徒の指導や支援の充実を図るとともに、市町村における教育相談・支援体制の整備を図ることが目的。各教育局の特別支援教育スーパーバイザー、連携推進地域の福祉・教育担当者など、約100人がオンラインで参加した。
開会に当たり特別支援教育課の仙北谷逸生課長補佐は、特別な支援が必要な子どもとその保護者が各地で切れ目のない支援を受けられる体制整備の重要性を示し、連携推進地域における効果的な取組の推進を求めた。
つぎに、連携体制の構築を重点とする発達障がい支援成果普及事業の本年度の方向性を説明。域内すべての学校における体制の充実を図りつつ、教育委員会の判断で重点的に取り組む推進校を指定できることを伝えた。
各地域で実施する地域セミナーについては、10月から来年1月の期間、集合・オンラインのハイブリッド型で開催する方針を示した。
最後に、連携推進地域におけるネットワークの充実をテーマに演習・協議し、連携・推進に向けた課題を共有。個別の教育支援計画の活用、関係機関の情報共有が課題として指摘された。
(道・道教委 2021-07-01付)
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