釧路局 1人1台端末活用研修会 機能を子に理解させて 活用そのものを目的化せず(道・道教委 2021-08-05付)
道教育大附属釧路義務教育学校の教諭が講義
【釧路発】釧路教育局は7月27、28、30日の3日間、1人1台端末活用にかかる研修会をオンライン開催した。管内の小・中・義務教育学校、高校、特別支援学校の教諭ら約170人が参加。端末を活用した主体的・対話的で深い学びの在り方や、日常の授業に使えるアプリなどについて理解を深めた。
各学校で活用している端末のオペレーションシステム(OS)ごとに分けて研修を行った。初日はGoogle Chrome、2日目はWindows、3日目はAppleの端末を活用している学校の教諭らが参加した。
研修内容は3日間とも原則同じだが、端末ごとに使えるアプリ等が異なるため、若干の変更を加えた。初日の講師は義務教育指導班の平林延祥指導主事、2日目は白糠町立庶路学園の後藤雅裕主幹教諭、3日目は道教育大学附属釧路義務教育学校前期課程の教諭ら4人が務めた。
このうち3日目は、平林指導主事が「1人1台端末を活用した主体的・対話的で深い学び」をテーマに説明。引き続き、附属釧路義務教育学校の登藤珠実教諭、中村謙太教諭、山崎博幸教諭、田中美穂教諭が「日常の授業で活用できるアプリケーションについて」と題し、日ごろの実践をもとに講話した。
登藤教諭は、自校での端末活用の基本姿勢について「目指す子どもの姿に有効かどうかという観点で端末やアプリを使っている」と強調。端末活用そのものを目的化しないよう注意を促した。
中村教諭は体育、山崎教諭は算数・社会、田中教諭は音楽を中心に活用の実例を紹介。授業支援クラウドアプリ「ロイロノート」の有効な使い方や、端末にはじめからインストールされているKeynote、iMovie、GarageBandなどの活用事例などを示した。
登藤教諭は「OSが変わったら使えないということがないよう、アプリの機能や仕組みを子どもたちに丁寧に理解させることが重要」と話していた。
(道・道教委 2021-08-05付)
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