道教委　３年度ＳＣ（札幌市除く）　６管内で配置率９割超 　小・中３管内　高６管内１００％

（道・道教委 2021-08-04付）

令和３年度スクール・カウンセラー配置率（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、札幌市を除く道内におけるスクールカウンセラー（ＳＣ）の令和３年度配置計画をまとめた。全校種の配置率は前年度比２・４ポイント増の８３・６％となり、６管内で９割以上となる予定。小学校と中学校は空知、渡島、根室の３管内、高校は胆振など６管内で１００％となっている。

　道教委は毎年度、児童生徒の心理に関して高度に専門的な知識・経験を有する人材をＳＣとして公立学校に配置するＳＣ活用事業を展開。配置は、１つの学校に定期的に勤務する単独型、市町村単位で配置し、必要に応じて域内の小・中学校を訪問する巡回型、拠点校である中学校から必要に応じて小学校に派遣する拠点・派遣型の３類型としている。

　ＳＣ未配置の学校に対しても、緊急に児童生徒の心のケアを必要とする案件が生じた場合などには、随時派遣している。

　本年度は、小学校６４２校、中学校４１３校、義務教育学校１１校、中等教育学校１校、特別支援学校９校、高校１８１校の計１２５７校へ配置する予定。

　全校種合わせた配置率は、前年度の実績値と比べ、２・４ポイント増の８３・６％だった。

　校種別では、小学校が８３・２％、中学校が９０・２％、義務教育学校が７８・６％、中等教育学校が１００％、特別支援学校が１３・４％、高校が９４・８％。前年度との比較では、小学校が４・２ポイント、中学校が１・４ポイント、高校で２・５ポイント上昇したが、特別支援学校は７・８ポイント下降した。

　全校種で９割以上となった管内は、空知、後志、渡島、宗谷、十勝、根室の６管内。

　小学校・中学校ともに、配置率１００％となった管内は、空知、渡島、根室の３管内。高校では胆振、日高、留萌、宗谷、オホーツク、釧路の６管内となっている。

(道・道教委 2021-08-04付)