希望もち将来歩むには 道未来づくり審議会子ども部会 ひとり親世帯支援など提案
(道・道教委 2021-08-06付)

子どもの未来づくり審議会こども部会
各校種の中高生17人が参加

 道子どもの未来づくり審議会子ども部会が7月28日から2日間、オンラインで開催された。道内の中高生17人が参加し、希望をもって将来を歩む方法について発表。ひとり親世帯への経済的支援などを提案した。年内に提言としてまとめ、鈴木直道知事に提出する。

 道は中高生に委員を委嘱し、少子化対策の推進に関する事項について審議し、子ども自らの意見を表明する機会を確保するとともに、子どもの意見を適切に社会へと反映できる環境づくりを進めている。

 子ども部会は7月28・29日にオンラインで開催。道内の中学校、高校、特別支援学校高等部に在籍する委員17人がオンラインで参加した。

 初日はオリエンテーションを実施。副部会長に、苫小牧工業高校3年生の赤川大惟我さんを選出した。

 続いて、札幌市若者支援施設Youth+の児玉奈緒美副館長が「みんなにとっての“未来に希望を持つ”ってどういうことだろう」と題して講義。

 よりよい未来を創り上げるため、多様な価値観を吸収すること、何が壁となっているかを議論し、根本を見つけていくよう呼びかけた。

 2日目、「新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中にあっても、私たちが未来に希望をもって生活するために必要なこと」をテーマに協議。日々の学校・家庭や友人関係などの日常生活、今後の進学・就職など未来に感じている不安や影響を話し合い、子どもたちが希望をもって将来を歩むための手立てを話し合った。

 生徒たちは、感染症の影響下にあるひとり親世帯への経済的支援や、感染症対策に関する正しい知識を普及・啓発する必要性を指摘。ジェンダーや人種などの差別・偏見を予防するため、啓発活動への援助などの支援を国に求めるよう提案した。

 秋に予定している第2回審議会で提言をまとめ、年内に鈴木知事に提出する予定。

(道・道教委 2021-08-06付)

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