道教委等 高校生向けセミナー 教職への志望意識高め 仕事内容説明や座談会など(道・道教委 2021-08-11付)
倉本教育長は進路選択の参考となるよう期待
道教委と道教育大学は6日、高校生を対象とした教員養成セミナーをオンライン開催した。教員の仕事内容や教員養成大学のカリキュラムについて説明したほか、生徒、現職教員、大学生による座談会を実施。道内の高校生約340人が参加し、教員への志望意識を高めた。
教員養成セミナーは、教員としてふさわしい人材を確保するため、教員を目指す高校生が教育活動の楽しさを体験し、明確な目的をもって教員養成大学を志望してもらうため道教育大と共催で開催したもの。
当初の予定人数を大きく上回る募集があったことから、希望者全員を対象に、1・2年生と3年生の2部構成で開催。教員を志望する道内の高校生約340人がオンラインで参加した。
はじめに、道教委の倉本博史教育長があいさつ。北海道の教育を一層充実させるため、ふるさとを愛し、教育に対する強い情熱と子どもたちへの深い愛情をもった教員が求められているとし、「教員への関心が一層強まり、今後の高校生活の目標設定や進路選択の参考となれば」とセミナーの成果に期待した。
続いて、道教委担当者が教員の仕事について説明。大変なこともある一方、子どもの成長を見守る喜び、達成感のある仕事であることなどを伝えた。
道教育大の粟野正紀准教授が教員養成大学のカリキュラムを紹介したあと、現職教員、教員養成大学の学生、参加生徒による座談会を実施。生徒からは、長期休業期間の過ごし方、新型コロナウイルス感染症への対応、勤務する学校種の選択理由など活発に質問。
道教育大札幌校4年生の安中詩織さんは、進学先を決定する際の情報収集を自身の経験をもとにアドバイス。「今からいろいろな経験をして、大人や子ども、両方と話ができる人になってほしい」と伝えた。
参加した生徒は、「今の自分の状況、今後、教員を目指してやるべきことが明確になった」「現職の先生や大学生から背中を押していただき、あらためて教員になりたいと強く思うようになった」などと話していた。
(道・道教委 2021-08-11付)
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