道教委 第1回探究活動キャンプ 地域創生へ取組開始 RESAS活用など学ぶ(道・道教委 2021-08-11付)
道内の高校生ら約70人が参加
道教委は5日、第1回探究活動キャンプをオンライン開催した。北海道大学観光学高等研究センターの岡田真弓准教授が「地域の資源を活用した地域創生について」と題して基調講演したほか、経済産業省の地域経済分析システム(RESAS)の活用方法に関する説明・協議を実施。約70人の高校生が参加し、地域創生に向けたアイデア創出に向け研鑚を積んだ。
探究活動キャンプは、道高校「未来を切り拓く資質・能力を育む高校教育推進事業」の生徒支援事業(次世代人材育成プロジェクト)の一環。地域創生をテーマにした探究活動に取り組むことで、情報活用能力、課題解決能力、表現力、コミュニケーション能力などを育み、次世代のリーダーの育成、進路実現に向けた学力の向上と進学意欲の高揚を図ることが目的。
公立高校の1・2年生、公立中等教育学校の4・5年生約70人が参加した。
開会に当たり高校教育課の古御堂徹課長補佐は、高校生の視点による斬新で説得力のある地域創生に向けたアイデアと、次世代のリーダーとして活躍できる資質・能力が身に付くよう期待した。
続いて、岡田准教授が「地域の資源を活用した地域創生について」と題して基調講演。
より良いまちづくりのための創意工夫によって観光振興へとつなげる「観光まちづくり」の視点を示し、持続可能な取組の例としてスイスのツェルマットを紹介。住民が地域の価値を発見・創造・保存することで、より良いまちづくりの創意工夫が生まれることを説いた。
つぎに、道立教育研究所の鈴木亮介主査が「探究活動の進め方(問いの立て方)」、桜井俊寛研究研修主事が「データの活用」についてそれぞれ講話した。
最後に、経済産業省道経済産業局の小玉龍之介氏が地方創生の取組を情報面から支援する地域経済分析システム(RESAS)の活用方法を説明した。
今後、参加した生徒は、地域課題の解決に向けたテーマを設定して探究活動を開始。4年1月7日の第2回目の探究活動キャンプで成果を発表・交流する。その後、選出校が3月19日の成果発表会「高校生探究活動サミット」に参加し、成果を発表する。
(道・道教委 2021-08-11付)
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