まん延防止重点措置期間延長で通知　集団宿泊等の自粛を　札幌市教委　９月１２日まで

（札幌市 2021-08-20付）

　札幌市教委は、１８日付で各幼稚園長、小・中学校長、市立高校長、市立特別支援学校長等に対して、通知「まん延防止等重点措置の期間延長に伴う対応について」を発出した。まん延防止等重点措置の市への指定期間が９月１２日まで延長されることを受けて通知したもの。部活動について、活動を原則自校内とし、交流試合等は自粛するよう求めたほか、集団宿泊的行事は、９月１２日まで実施を見合わせるよう要請した。

　１７日の道の新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、まん延防止等重点措置の市への指定期間を９月１２日まで延長。これを受け、市教委は１８日付で各幼稚園長、小・中学校長、市立高校長、市立特別支援学校長等に対して通知を発出。新型コロナウイルス感染症のさらなる拡大を避けるための対応を示した。

　部活動については、活動を原則自校内とし、交流試合等は自粛するよう要請。集団宿泊的行事（見学旅行・宿泊研修）については、９月１２日まで実施を見合わせるよう求めた。

　また、引き続き、園・学校運営上必要な場合を除き、自園・自校の教職員、保護者、幼児児童生徒、ボランティア等以外の入園・入校を見合わせ、入園・入校する場合は、入園・入校者の管理と把握に努め、身体的距離の確保や入園・入校時の手洗い等を徹底するよう要請。各教科等においては、特に感染リスクが高いとされている学習活動の実施を控えること、学校施設の目的外使用許可に当たって、最小限の関係者の入校に留め、使用団体に対して、札幌市における教育活動のガイドラインに準じた対応を求めることなどを周知した。

　このほか、幼児児童生徒本人の家庭での朝の検温と健康観察を徹底し、発熱など風邪症状がある場合は登園・登校しないことや、幼児児童生徒・同居する家族がＰＣＲ検査を受検することになった場合は園・学校に速やかに連絡すること、出席停止の基準、熱中症に十分配慮した適切なマスクの着脱等について、引き続き積極的な情報発信に努めることなどを求めた。

(札幌市 2021-08-20付)