高校情報６校採択　札幌市　４年度から使用の教科書

（札幌市 2021-08-20付）

第１２回教育委員会議で４年度の教科書を審議

　札幌市教委は、１７日に開いた第１２回教育委員会会議で、令和４年度に市立中学校、高校および中等教育学校後期課程で使用する教科用図書を採択した。中学校は、社会科歴史的分野の教科用図書を審議。前年度に続いて（株）帝国書院に決定した。高校・中等教育学校では、来年度から必修となる情報科において、６校が新たな教科書を採択した。

　今回の採択は、７月下旬の第１１回教育委員会会議で審議した内容などを勘案したもの。毎年度更新している高校・中等教育学校後期課程の教科用図書のほか、中学校社会科歴史的分野の教科用図書などを決定した。

　中学校の教科用図書については、２年度に全教科で採択替えしたが、社会の歴史的分野において、元年度の教科書検定で不合格となった教科書の再申請が行われ、合格となった。

このため、１社が新たに教科書を発行したことから、社会の歴史的分野の教科書のみで調査研究を進め、採択替えを行った。

　１７日に開いた教育委員会会議では、はじめに、中学校社会科歴史的分野の教科用図書を審議。アイヌ民族や本道の開拓などについて詳細記載していることなどを理由に、引き続き、帝国書院を採択した。

　高校・中等教育学校後期課程、特別支援教育用は、各学校で選定したものを採択。高校情報科においては、来年度から「情報Ⅰ」が必修化することから、６校が新たな教科用図書を採択した。

　小学校用教科用図書は、本年度と同じ教科書を使用。このほか、特別支援教育用の一般図書は原案どおり採択した。

(札幌市 2021-08-20付)