道小第３回理事研で道教委・中澤局長　学校の在り方見直す好機　リーダーシップで難局突破を

（関係団体 2021-09-15付）

　道小学校長会（吉田信興会長）は９日、第３回理事研修会をオンライン開催した。道教委の中澤美明学校教育局指導担当局長兼学校教育局新型コロナウイルス感染症対策担当局長が「新型コロナウイルス感染症と学校経営」と題し講義。コロナ禍を契機として学校の在り方を見直し、校長のリーダーシップのもと難局を乗り越えるよう呼びかけた。

　開会式で吉田会長は、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数減少に伴い、確実に対策を講じることで１０月から様々な教育活動を行うことができる期待感を示す一方、引き続き気を緩めず感染症対策を徹底するよう呼びかけた。

　続いて、中澤学校教育局指導担当局長兼学校教育局新型コロナウイルス感染症対策担当局長が「新型コロナウイルス感染症と学校経営」と題して講義。各学校の尽力によって感染予防の取組が充実していることに謝意を示した上で、感染症との闘いの長期化を見据え、緊急事態に備えたオンライン学習の重要性を示した。

　また、感染症や教育のICT化など急激な変化が起きている今こそ、新学習指導要領で示す「様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手」を育てる教育が求められているとし、これまでの学校の在り方を見直す大きな契機であると指摘。ＩＣＴ活用の促進や感染状況に応じた教育課程の不断の見直しなどの対応が「子どもや教員にとって重要かつ貴重な経験となる」とした。

　その上で、校長のリーダーシップのもとで難局を乗り越え、後進となる教員の育成にもつなげるようエールを送った。

(関係団体 2021-09-15付)