三浦会長 実践の活用求める 新しい学校づくりを 道中 第63回宗谷・稚内大会(関係団体 2021-09-28付)
【稚内発】道中学校長会(三浦利章会長)は24日、第63回研究大会宗谷・稚内大会をオンライン開催した。大会主題「新たな時代を切り拓き よりよい社会を創り出していく日本人を育てる中学校教育」のもと、全日本中学校長会研究協議会静岡大会の提言説明や分科会での研究協議を実施。開会式で三浦会長は、他者とともに人権を尊重し、豊かな未来社会を創造する子どもの育成が重要とし、各地区校長会の実践を新しい学校づくりに役立てるよう呼びかけた。
大会副主題は「新学習指導要領全面実施、日本のてっぺん稚内から子どもに確かで豊かな資質・能力を育てる学校経営」。当初、2日日程で会合による開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためオンライン形式に変更。6月に宗谷校長会において現地実行委員会を設立し、準備を進めてきた。
当日、オンラインで約270人が参加した。
開会に当たり三浦会長は、家庭・地域と連携してふるさとの自然・歴史・文化から学ぶ教育を進め、学習内容を社会の発展に役立てる力の育成が求められているとし、中学校教育においては他者とともに人権を尊重し合い、豊かな未来社会を創造する子どもを育成することが重要と指摘。研究大会で発表する各地区校長会の実践や成果が、学校経営の充実、全道・全国の中学校教育の充実・発展につながるとし、新しい学校づくりへの課題解決に資するよう期待した。
続いて、全日本中学校長会の宮澤一則会長が感染症対策や働き方改革、GIGAスクール構想の推進など教育情勢について報告。また、10月21日に予定している第72回全日中研究協議会静岡大会の提案概要として、中標津町立計根別学園の村上玄一郎校長が「義務教育学校の特徴を生かした小中一貫教育の推進を通して」、網走市立第二中学校の垣内孝仁校長が「資質能力の向上を推進するカリキュラム・マネジメントと校長の指導性」と題してそれぞれ発表した。
最後に5つの分科会を実施。このうち、第1分科会「社会に開かれた教育課程の実現」では、旭川市立広陵中学校の千葉雅樹校長が学校運営協議会制度を活用した教科等横断的な教育課程や学習評価の成果と課題を示し、研究協議した。
(関係団体 2021-09-28付)
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