道公教　第５４回研究帯広大会　山口会長　持続可能な取組を　記念講演や８分科会など

（関係団体 2021-09-22付）

オンラインで道内各地の会員に配信した

　【帯広発】道公立学校教頭会（山口貴治会長）は１７日、第５４回北海道公立学校教頭会研究大会帯広大会をオンライン開催した。約３２０人が参加。研究主題「未来を生きる力を育む　魅力ある学校づくり～夢をもち未来を創り出す力を育む　活力ある学校づくりの推進」のもと、記念講演や８分科会を実施。開会式で山口会長は、新たな生活様式のもと工夫改善を重ね、児童生徒の成長のため持続可能な取組を進めるよう呼びかけた。

　新型コロナウイルス感染症の影響で１年延期してのオンライン開催。本部を帯広市内の北海道ホテルに設置し、各分科会の提言発表や基調講演の時間を短縮して１日日程とした。

　開会に当たり山口会長は、ＧＩＧＡスクール構想の推進によって個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させる必要があると指摘。学校における働き方改革や感染症対応などの直面する課題に対し、「教職員一人ひとりが心身の健康を維持し、誇りをもって仕事に取り組めるよう努めなければならない」と強調した。新たな生活様式のもと工夫改善を重ね、児童生徒の成長のための持続可能な取組を進めるよう呼びかけた。

　続いて、〓満寿屋商店の杉山雅則代表取締役社長が「地産地消人のパンづくり」と題して記念講演。十勝産食材１００％を目指し、十勝で愛され続けるパンづくりの理念や思いを伝えた。

　分科会はウェブ会議システムによるセミナー方式で実施。うち、第１Ａ分科会では、旭川市立共栄小学校の成田恵教頭が研究課題「新型コロナウイルスへの感染防止対策を踏まえた学びの保障の充実を図る教育課程の実施」と題して発表するなど、各地区の実践が紹介され、意見交流が行われた。

(関係団体 2021-09-22付)