道教委　釧路湖陵高でメディカル講座　進路実現へ地域医療学ぶ　旭川医科大・佐藤教授講話

（道・道教委 2021-10-06付）

オンラインで受講した

　【釧路発】道教委は９月２５日、釧路湖陵高校（遠藤孝一校長）で地域医療を支える人づくりプロジェクト「高校生メディカル講座」を開催した。医学部進学を目指す１・２年生２３人が参加。旭川医科大学教育センターの佐藤伸之教授、野津司教授の遠隔講座で最新の医療現場の状況などを学び、進路実現への意欲を高めた。

　講師を務めた旭川医科大教育センターの佐藤教授はオンライン会議システムを使って講話。医療人のプロフェッショナリズム、地域医療連携、在宅医療など幅広い分野における最新の医療現場の状況を伝えた。

　引き続き、グループディスカッションを行い、「電子カルテの導入状況」「在宅医療と多職種連携」など、グループごとに探究した医療トピックについて発表。佐藤教授、野津教授から今後に向けたアドバイスを受けた。

　また、質疑応答で研修医制度や旭川医科大の特色などについての質問が挙がり、両教授が丁寧に解説した。

　参加した生徒の一人は「医師という職業について、別の視点からの意見を聞くことができ、貴重な機会になった。あらためて医師を志す気持ちが強くなった」と話していた。

(道・道教委 2021-10-06付)