道教委 4年度道立高校長公募 新たに浦河・野幌指定 11月下旬 面接・プレゼン(道・道教委 2021-10-08付)
道教委は、令和4年度道立高校長庁内公募の対象校として、浦河高校と野幌高校の2校を指定した。浦河高では「地域の学校に通いながら進学・就職の希望を確実に実現」、野幌高校では「基礎的・基本的な知識や技能の確実な定着」に取り組む校長を募集。その他の高校の自由提案もこれまでどおり受け付ける。11月下旬に道教委幹部と応募者との面接・プレゼンテーションを実施し、最大2人を公募校長として決定する。
道立高校長の公募は令和2年度人事から開始。「地域創生に向けた道立高校の魅力化」「ICTを活用した新たな学びの実践」「働き方改革の新たな取組・実践」に意欲とアイデアをもって取り組む校長を庁内から公募し、高校改革を推進することを目的としている。2年度は余市紅志、厚別、帯広三条、紋別の4校、3年度は松前、江差の2校で公募校長が決定している。
4年度は、これまでの全道立高校に関する自由提案のほか、浦河高と野幌高の2校を対象校に指定。総合学科を設置する浦河高では、地域の学校に通いながら進学・就職の希望を確実に実現する取組を実施。生徒の多様な学習ニーズや進路希望に対応した取組の充実、地域との連携・協働による高校の魅力化や、地域に貢献できる人材の育成に取り組む校長を募集する。
4年度からアンビシャススクールが導入される野幌高では、基礎的・基本的な知識や技能の確実な定着に向けた取組を実施。基礎的な内容に重点を置く学校設定科目を開設するほか、社会性、勤労観・職業観、主体的に進路を選択する力の育成を図る。
採用人数は最大2人。配置期間は原則5年間(再任用校長の期間含む)。
対象者は、4年3月31日現在で58歳以下。①道立学校長または道内市町村立高校長(札幌市以外、以下同じ)②道立学校または市町村立高校の副校長または教頭で、道の校長採用候補者名簿登録者または4年度道公立学校長採用候補者選考受検者③道教委、道教委所管機関に勤務する職員のうち、校長経験者、校長採用登録者または4年度校長採用選考受検者―いずれかの該当者。
なお、4年3月31日現在で58歳以上60歳以下でも、①または③の該当者の提案を受け付ける。
11月下旬に教育長、教育部長など道教委幹部と各応募者との面談を実施。応募者が改革実現に向けたアイデアなどを発表し、内容を審議した上で決定する。
(道・道教委 2021-10-08付)
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