札幌市北野平小　韓国小学生と交流　友情の絆を深める　好きな遊びや歌など紹介

（札幌市 2021-10-26付）

オンラインで交流した

　札幌市立北野平小学校（岡田美樹校長）は１０月上旬、３年生「総合的な学習の時間」の一環で、韓国水原市のミョンイン初等学校の３年生との交流授業を行った。児童たちは、タブレット端末を活用し、リモートで交流。互いに好きな遊びや歌、アニメ、食事などについて交流した。今後は、旗状の布に両校の児童が共同でイラストやメッセージを書き込む学習を行う予定。

　両校はこれまで、オンライン機器を活用し、互いの国の歴史や文化などについて交流してきた。

　取組にかかわって、ことし２月に両校は、友好交流校として調印し、持続して交流を深めていくこととなった。

　この日ははじめに、ミョンイン初等学校の児童が北野平小の児童に対して好きな遊びや好きな歌手・歌について質問。北野平小の児童は、あやとりやけん玉など、日本の遊びを紹介したほか、自身の好きな歌のワンフレーズ歌うなどした。

　続いて、北野平小の児童は、ミョンイン初等学校の児童に向けに好きなアニメキャラクターや、好きな食事について質問した。

　最後に、カメラに向かって大きく手を振りながら互いに相手の言語であいさつし交流を終えた。

　授業後、児童から、「ミョンイン初等学校の３年生とは、好きなものや好きなことが似ていることが多いことが分かった。もっとお互いのことを知って、違っている部分も知りたくなった」「またリモートで交流をしたいし、いつかコロナウイルスが落ち着いたら、実際に一緒に遊んでみたい」などの感想が寄せられた。

　児童たちは今後、旗状の布に「友情のシンボル」として両校の児童が共同でイラストやメッセージを書き込む学習を行う予定。

　また、年度内に４年生以上の各学年でも様々な形でミョンイン初等学校との交流の機会を活用し、「情報機器の活用力」や「外国語を学ぶ意義」「多様な他者の存在の認識」「郷土に誇りをもつ気持ち」「相手に分かってもらえるための発表の仕方の工夫」などについての学習を深めていく。

(札幌市 2021-10-26付)