新教育モデル創出へ　当別町・さとふる寄付受付　来年度開校「とうべつ学園」

（市町村 2021-11-11付）

　当別町と（株）さとふるは、施設一体型義務教育学校・町立とうべつ学園の来年度開校に向け、寄付を受け付けている。クラウドファンディング型ふるさと納税を活用し、新設校舎への木質チップボイラー導入や町独自の教育モデル「とうべつ未来学」への取組に活用する予定。全国におけるこれからの教育・校舎のモデルケースとなることを目指している。

　さとふるクラウドファンディングは、ふるさと納税の仕組みを活用し、寄付金の使途に応じた事業を立ち上げて寄付を募るクラウドファンディング型ふるさと納税サイト。寄付者は寄付金の具体的な使途から寄付先を選択できるほか、自治体への応援メッセージ投稿や寄付の合計額を随時確認できる。

　令和４年度開校のとうべつ学園は、校舎に地域の森林資源を生かした木質チップボイラーを導入することで、脱炭素のまちづくりを目指している。また、Ｓｏｃｉｅｔｙ５・０時代に即し、町独自の教育モデル・とうべつ未来学が地域全体で世界に羽ばたく人材を育成する活動となるよう取り組むこととしている。

　これらの取組が今後の教育・校舎の在り方となり、全国の自治体へのモデルケースとなるよう、今回、寄付を募ることとした。

　町は「世界に通用する“知・徳・体”を備えた人」を目指し、主体的に未来について考え発信する力をもった人材を育てることを教育目標に掲げている。子どもたちの夢や希望を広げ、実現に近づくため、支援・協力を求めている。

　事業名は「当別町立とうべつ学園、地域発の新教育モデル創出プロジェクト」。目標額を８０万円とし、来年２月２８日まで受け付ける。

(市町村 2021-11-11付)