中山組に感謝状贈呈　北広島市　西部中校庭整備で

（市町村 2021-11-17付）

左から安井工事次長、金子主任、上野市長、吉田教育長

　北広島市は１０日、市役所庁舎で建設業者の（株）中山組（札幌、中山茂社長）に対する感謝状贈呈式を行った。同社が社会貢献活動で実施した西部中学校（小森享校長）のグラウンド整備に対するもの。上野正三市長が安井浩貴工事次長に感謝状を手渡し、教育環境整備の功績をたたえた。

　市近郊で２件の公共工事を施工している中山組は、地域に貢献できないかと市に相談。勾配がなく水が流れにくくなっていたほか、雑草も目立ち始めていた西部中のグラウンド整備を行うこととなった。

　３人体制で９月２７日から１０月１日まで実施。除草剤で雑草を取り除いたあと、排水機能の高い方向へ勾配をつけるようにブルドーザで整地し、振動ローラで転圧して仕上げた。

　贈呈式には、市から上野市長と市教委の吉田孝志教育長、中山組からは工事を担当している安井工事次長と金子正和主任が出席。上野市長が教育環境整備の功績をたたえた。

　安井工事次長は「２つの工事現場が力を合わせて活動できたことを幸せに思う」。金子主任は「コロナ禍で生徒は多くの制限を受けている。活動によって少しでも心身を癒し、有意義な学校生活を送ってほしい」と話していた。

　吉田教育長は「子どもたちはたいへん喜んでいる。保護者などからも助かったとの声が多く挙がっている」と感謝していた。

(市町村 2021-11-17付)