札幌市青少年科学館が初の包括連携協定　札幌学院大等の４者と　展示など協力や学生科学教室

（市町村 2021-11-25付）

　札幌市青少年科学館は、北海道ヘルスケア産業振興協議会、札幌学院大学、札幌看護医療専門学校、北海道ハイテクノロジー専門学校の４者と包括連携協定を結ぶ。他団体と連携協定を結ぶのは初めて。展示・イベントへの協力のほか、学生ボランティアによる科学教室などを計画している。２７日、札幌学院大学新札幌キャンパスで調印式を行う。

　札幌市教委は、平成３０年度に青少年科学館活用基本構想を策定。現状の課題として、展示物の老朽化と施設全体の統一感の希薄化を指摘。今後の活用方針として、社会状況等の変化を踏まえた展示物や施設整備の機能の充実などを示した。

　このため、展示物の大規模リニューアルとそれに伴うゾーニングなどに向け、来年９月から令和５年３月末まで、改修工事を予定している。

　今回、施設を活用した科学・科学技術に関する知識の普及啓発や、科学的な学びの機会の提供等に向けた連携・協力を目的に、道ヘルスケア産業振興協議会、札幌学院大、札幌看護医療専門学校、道ハイテクノロジー専門学校の４者と協定を締結することとした。

　同館が他団体と連携協定を結ぶのは初めて。今後、新たな企業等との協定締結も検討している。

　改修工事終了後、締結団体と連携した展示や学校・学生との共同企画によるワークショップなどを開催する。

　締結団体が計画している主な取組内容はつぎのとおり。

▼北海道ヘルスケア産業振興協議会

▽協議会会員による展示ブースを活用したヘルスケア分野における最新技術や研究成果の紹介

▽同館が主催するイベント等への協力

▼札幌学院大学

▽同館での講演会等の実施

▽学生ボランティアによる科学教室等の実施

▽展示ブースを活用した研究成果の紹介

▽同館との共同企画によるワークショップ

▼札幌看護医療専門学校

▽同館と連携した医療体験等の実施

▽学生ボランティアによるウェルネス・医療における地域交流等の実施

▽展示ブースを活用した医療職および研究成果の紹介

▽同館との共同企画によるワークショップ

▼北海道ハイテクノロジー専門学校

▽同館での講演会等の実施

▽学生ボランティアによる医療職の説明教室の実施

▽展示ブースを活用した医業理解・研究成果の紹介

▽同館との共同企画によるワークショップ

(市町村 2021-11-25付)