音更町教委など通学路合同点検　安全な登下校を守る　木野東小校区の交通量など

（市町村 2021-11-18付）

通学路の安全性を検証した

　【帯広発】音更町教委は１０月下旬、木野東小学校校区の通学路合同点検を行った。木野東小や町教委、町土木課・環境生活課、帯広警察署、開発局帯広開発建設部の職員らが参加。児童の安全な登下校を守るため、交通量や道幅などを入念に確認した。

　文部科学省と国土交通省、警察庁からの通学路における合同点検実施の要請に応えたもの。

　木野東小が道教委の実践的安全教育モデル構築事業のモデル校となっていることから、同推進委員会の協力を得た。校区には、交通量が非常に多い主要幹線道路が複数あり、通学路における交通事故件数が町内他の学校区と比較して多い現状にある。

　この日、木野東小や町教委、町土木課・環境生活課、帯広警察署、帯広開発建設部の職員らが木野東小に集合。同校教職員から交通安全の現状と危険個所について報告を受けた。

　見通しのよい道路や幹線道路への抜け道、車の速度が上がりやすい道、大型車の通行の多い道、過去に危険な事故が起こりそうになった個所などの情報を共有した。

　このあと、校区内を流れる音更川にかかる十勝新橋など２ヵ所を調査した。橋が緩やかな傾斜になっていて、自転車に乗った中学生がスピードを出しやすい個所や十勝川温泉に方面へ向かう交通量が多い個所など、各所の安全性を点検。対策が必要な個所を確認した。今後、警察署や帯広開発建設部から技術的指導を得ながら、ＰＴＡと連携して対策の要望案を練っていく。

(市町村 2021-11-18付)