恵庭市恵北中が学校課題研究発表会 見かけ・実物 位置関係は 1年理科 身のまわりの現象(学校 2021-11-26付)
事前収録した動画による授業公開
恵庭市立恵北中学校(小玉智士校長)は11月上旬、同校で学校課題研究発表会を開いた。事前収録した国語や数学などの6授業を公開し、教科担任が解説。1年生理科では、物体を鏡越しに見たときの見かけの位置と実物の位置関係を、実験・観察を通して考察し、1人1台端末を用いてグループで結果を共同編集して発表する授業を展開した。恵庭市教育推進委員会が共催。
同校は、研究主題に「自ら学び、他とかかわりをもちながら学習を進めようとする生徒の育成~“主体的・対話的で深い学び”の実現に向けた授業の構築」を掲げ、令和元年度から3ヵ年計画で研究に取り組んでいる。
最終年度となる本年度は、①主体的・対話的で深い学びの授業改善②ICTの効果的な活用③自主学習・恵北中スタンダードの充実―の3点を重点教育指導目標に設定。課題やまとめ、振り返りのカード、ICT機器などの効果的な活用を中心に授業実践を重ねてきた。
学校課題研究発表会では、国語や数学など、各学年2科目ずつ計6授業を公開。約110人が参加し、事前に収録した授業の様子を視聴しながら教科担任の解説を受けた。
うち、1年A組理科「身のまわりの現象(光の反射)」(細井護教諭、生徒数36人)は、光の性質や規則性を観察・実験から理解し、科学的に探究しようとする態度を養うことを目指している。
11時間扱いの5時間目となる本時では、物体を鏡越しに斜めから見たときのみかけの位置を、実験・観察を通して見いだし、説明できるようにすることを目標とした。
細井教諭は、物体が鏡に映っている様子を電子黒板に映し出し、課題「実物の位置と鏡の中の見かけの位置の関係」を提示。生徒たちは個人で結果を予想し、グループで交流した。
続いて、演示実験と同じく複数の物体を鏡越しで見たときの位置関係を、方眼紙の目盛りを参考に検証。1人1台端末を活用し、グループごとに結果を共同編集しながらまとめた。また、根拠を話し合い、スライドに書き入れた。
考察内容はグループの代表者が発表した。まとめたスライドを電子黒板に映し説明。実物と見かけの位置関係を「同じ距離、場所にある」「まっすぐ向き合っている」などの回答が揃った。
まとめとして、実物と鏡の中の見かけの位置は「鏡の面に対して対称な位置関係にある」ことを共有した。
授業公開後、各分科会で協議を行った。
(学校 2021-11-26付)
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