岩見沢北村小　砂子組が照明交換　学校が明るくなった！　ＬＥＤ化や資料配布など

（学校 2021-12-01付）

作業を見学する児童たち

　【岩見沢発】岩見沢市立北村小学校（野田泰史校長）で１１月２５日、市内で工事を行う建設業者・㈱砂子組による地域貢献活動が行われた。設置場所が高く、取替作業が大変な照明灯を蛍光灯からＬＥＤに変更したほか、子どもたちに環境問題を考えるきっかけづくりとして電気量や耐久性、ＣＯ２排出量などについて記載した資料を配布。斎藤基教頭は「子どもたちが建設業を身近に感じる機会となった」と話していた。

　奈井江町に本社を置く同社は、工事を行う地域への地域貢献活動を積極的に実施しており、今回は市内北村の現場の加來孝志現場代理人が中心となって企画。１８日の土木の日に合わせて、設置場所が高く、取替作業が大変な蛍光灯をＬＥＤに取り替えた。

　また、「蛍光灯ＬＥＤ化で変わること～北村小学校ＣＳＲ活動」と題し、電気量や耐久性、ＣＯ２排出量などについて記載した資料を全校児童に配布した。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため直接説明することは控えたが、児童たちが環境問題について考える機会とした。

　作業日の前には、６年生が感謝を伝えるメッセージを作業場所付近に掲示。土木の日付近に実施することで、建設業などに対する理解を深めた。

　当日、児童たちは休み時間に蛍光灯ＬＥＤ化の様子を見学。「工事してくれてありがとう」などと作業員に声をかけたほか「明るくなった！」と話すなど、効果を実感している様子だった。

　加來現場代理人は「ＳＤＧｓなど、環境問題について考え、分かってもらえたら」と期待していた。

　斎藤教頭は「学校にいると見ることのできない作業を見学できることで子どもたちが建設業を身近に感じる機会となり、感謝している」と話していた。

(学校 2021-12-01付)