道教大に内田洋行がIoT百葉箱　気象データ比較・検証　理科へ関心 高まり期待

（学校 2021-12-02付）

　道教育大学は、㈱内田洋行からIoT百葉箱の寄贈を受けた。全国各地の気象データを比較・検証できるもので、附属札幌小学校など５校に設置予定。児童生徒等の理科への関心が高まるよう期待している。

　道教育大と内田洋行は、令和２年１２月に包括的事業連携に関する協定を締結。Society５・０時代の学びに向けて、仮想と現実を組み合わせたハイブリッド型授業の高度化、次世代における子どもの学びの質向上を目指し、連携を進めている。

　IoT百葉箱は、温度・湿度などを計測するセンサーと定点カメラを設置し、取得データをクラウド上に蓄積。日本各地の学校が教材として利用できる。

　同一地点での晴れの日と雨の日の比較や、学校所在地と全国各地の気象データの比較・検証が可能となる。

　計５台が寄贈され、附属札幌小、附属函館小学校、岩見沢校への設置が完了。きょう２日に附属釧路義務教育学校（前期課程）、７日に附属旭川小学校に設置予定となっている。

　同大の後藤泰宏未来の学び協創研究センター長は「今後、共同研究など様々な形で連携・協働し、北海道のSociety５・０時代の学びを提案していきたい」と話している。

(学校 2021-12-02付)