北斗市教育大綱改定案　不登校対策ＩＣＴ活用　来年１月５日までパブコメ募集

（市町村 2021-12-09付）

　【函館発】北斗市は、市教育大綱の改定案をまとめた。対象期間は令和４年度からの４年間。基本目標のテーマに、「持続可能な社会の担い手として、新しい時代を生き抜く力を育む教育の推進」を据えた。基本方針には、「誰一人取り残さない教育環境の推進」など５点を掲げ、ＩＣＴを活用した不登校生徒への支援の推進や教職員の働き方改革促進を目指す。また、市は来年４月に子ども家庭総合支援拠点の設置を予定。学校や児童相談所と連携を深め、１８歳以下の子どもとその家庭の支援強化に取り組む。

　１１月中旬、市役所で開かれた本年度第１回総合教育会議で示した。ＳＤＧｓの理念を継承しつつ、内容を簡素化。

　基本目標のメインテーマに「持続可能な社会の担い手として、新しい時代を生き抜く力を育む教育の推進」を設定。サブテーマを「誰一人取り残さない、ふるさとを愛し、そして世界へはばたく子どもたちの育成」「文化・芸術・スポーツに親しみ誰もがいきがいのもてる教育の推進」と定めた。

　基本方針には、①社会で活躍する教育活動の推進②誰一人取り残さない教育環境の推進③ふるさと「北斗」に誇りをもてる教育の推進④地域の教育力向上と生涯学習の推進⑤市民が主体的にかかわる芸術・文化の振興とスポーツ活動の推進―の５点を据えた。

　うち、②では、特別支援教育や不登校児童生徒への支援、特色ある学校づくり、教職員の働き方改革の推進に焦点を当て、１人１台端末などＩＣＴを活用した取組を生かしていく。

　市教委は、改定案にかかるパブリックコメントを募集している。意見は市ホームページからダウンロードできるパブリックコメント意見等提出書に記入の上、書面、郵送、ＦＡＸまたは市ホームページの専用フォームから提出すること。

　氏名、住所、電話番号等の記載がないものは無効。募集期間は４年１月５日まで。

(市町村 2021-12-09付)