しみず教育の四季子どもフォーラム　未来のまちの姿を共有　学校協働本部、清水町教委

（市町村 2021-12-06付）

児童生徒が実践発表

　【帯広発】しみず「教育の四季」地域学校協働本部（森智教会長）と清水町教委は１１月３０日、町文化センターで第１５回「しみず“教育の四季”子どもフォーラム～清水ミライ若者会議」を開いた。清水小学校、御影小学校、清水中学校、御影中学校、清水高校の児童生徒代表や地域住民など約１００人が参加。しみず「教育の四季」で設定する１２の観点から各学校の取組を報告し、「清水町の歴史、そして未来」について実践発表とグループワークを実施。思い描く未来のまちの姿を共有した。

　しみず「教育の四季」は平成１８年に町が宣言した子どもたちの教育の指針。町教委を事務局として推進協議会を設置し、家庭・学校・地域それぞれが四季を通じて、子どもたちのために取り組むべき方策を定め、子どもたちの望ましい生活習慣定着などに努めている。

　フォーラムは、児童生徒の意見交流を通して、しみず「教育の四季」の趣旨の浸透を図り、未来を担う、町の宝である子どもたちの健全育成を目指した教育実践を、町民総ぐるみで取り組むための方向性を探るもの。

　森会長があいさつ。「各校の取組を交流し、町の歴史と未来について語り合い、よりよい町をつくる原動力としたい」と述べた。

　続いて、清水高生徒の司会進行で、町内４小・中学校と清水高の児童生徒が実践発表した。

　うち、清水小児童会は、これまでの取組を引き継ぎあいさつ運動、安全対策、リングプル集めに取り組んでいることを紹介した。新しい取組ではマスク着用の徹底や、廊下を安全に通行するよう呼びかけていることを報告。学校評価の児童アンケートでは「学校は楽しい」と回答した児童の割合が前年度８４・３％から８７・０％に上昇したことを示した。

　このほか、町の歴史やまちの課題解決に向けた提言発表などを実施。提言発表ではまちのバス運行や大学の誘致、障がい者に優しいまちづくりなどを紹介した。

　グループワークに移り、教職員と児童生徒、地域住民混成のグループで、町の歴史や未来について意見交流。自分の思い描く町の理想について発展し、各自のイメージを共有した。

(市町村 2021-12-06付)