【解説】共通テスト　道内志願率３７％

（解説 2021-12-09付）

　大学入試センターは７日、令和４年度大学入学共通テストの志願者数を公表した。現役志願率（現役生のうち、共通テストに出願した人の割合）は４５・１％と過去最高を記録。道内は３７・０％だった。

　４年度大学入学共通テスト実施日は令和４年１月１５、１６日、追・再試験は１月２９、３０日。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、体調不良の受験生のための追試験会場を全都道府県に設置し、道内では北海道大学が会場となる。

　全国の志願者総数は前年度比４８７８人減の５３万３６７人。このうち、現役生である高校等卒業見込者が４４万９３６９人と８４・７％を占め、既卒者が７万６７８５人、高卒認定等の志願者が４２１３人だった。

　現役志願率は２年連続の上昇となり、前年度比０・８ポイント増の４５・１％と過去最高となっている。

　既卒者の内訳は、１浪が７０・０％、２浪が１２・４％、３浪以上が１７・６％で、これまでと同様の比率。

　共通テストを利用する大学・専門職大学・短期大学の総数は２大学減の８６４大学。内訳は、国公私立大学が２大学増の７０８大学、専門職大学が２大学増の７大学、短大が６短大減の１４９短大だった。

　出願のあった高校等の数は２２校減の４４６４校。

　受験上の配慮別では、点字解答などの視覚障害が５９１人、聴覚障害が５１９人など。

　道内の状況をみると、４年３月高校等新規卒業見込者は７３６人減の３万８７４３人。志願者の総数は４５人増の１万６９８８人で、男性９６７０人、女性７３１８人となっている。

　現役志願率は１・１ポイント増の３７・０％。

　志願者のうち、現役生は１万４３４７人と８４・４％を占め、既卒者・高卒認定等の志願者数は２６４１人だった。

(解説 2021-12-09付)