【解説】成人式　来年は全市町村で

（解説 2021-12-20付）

　来年１月１０日は成人の日。道内の各市町村では、この日を中心に式典などの行事を執り行う。

　道教委がまとめた令和４年「成人の日」等に関する調査結果（１１月１日現在）によると、道内の成人該当者（平成１３年１月２日～１４年１月１日生まれ）数は対前年比７３３人減の４万６１５７人。男性は４１１人減の２万３５７９人、女性は３２２人減の２万２５７８人。そのうち、札幌市は１人減の１万７４４９人。

　５年前との比較では、石狩（札幌市除く）・檜山・上川・宗谷・釧路管内で増加した。

　成人式の参加対象者数は２万１５１４人増の４万６６４０人と大きく増加。うち、男性は２万３９１８人、女性は２万２７２２人。

　実施市町村は１７９市町村、実施会場は１９４会場。札幌市は各区で開催し、北見市・釧路町はいずれも４会場で実施する。

　実施日は前日の９日が１３２市町村で最も多い。１０日は２市町村、１月のうち９・１０日以外に設定しているのが３２市町村。また、盆休みに合わせて８月に実施するのが９市町村、５月が２市町村、未定等２市町村となっている。

　新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、式典時間の短縮、来賓者・来場者数制限、抗原検査結果の提出などのほか、オンライン配信、映像でのアトラクションの実施、式典のビデオメッセージ化とフォトスポット設置などがあった。

　事前対策では、２週間前からの健康観察、抗原検査キット配布、PCR検査の助成、健康チェックシート配布などが挙がった。

　実施主体は市町村教委が１２７市町村と大半を占め、参加者による運営委員会が３２市町村、自治体が１４市町村、青年団体による運営委員会が４市町村などとなっている。

(解説 2021-12-20付)