岸本組に感謝状贈呈　美唄市　美唄中校庭整備で

（市町村 2021-12-24付）

現場代理人が感謝状を受け取った

　【岩見沢発】美唄市は１６日、市内の建設企業・㈱岸本組に感謝状を贈呈した。美唄市立美唄中学校（太田智子校長）のグラウンドで行った陸上走路や外周走路、幅跳び・高跳び場の整備およびスポーツマット布設に対するもの。市教委の天野政俊教育長は、同校の陸上部に全道大会で活躍する生徒が在籍していることから「大会本番と同じような条件で練習ができる」と感謝していた。

　同社は地域に密着した企業として、１５年にわたる市内新入学児童への防犯ブザー寄贈をはじめ、子どもたちの見守り活動など、長年市民を支える社会貢献活動に積極的に取り組んでいる。今回は、市内で工事を行う４現場の小松武司現場代理人、金丸翔司現場代理人、七條之規現場代理人、山田淳史現場代理人が中心となって美唄中のグラウンド整備を行った。

　活動日は９月下旬と１０月上旬の２日間。陸上走路・外周走路・幅跳び・高跳び場の鋤取り整正と除草剤の散布を行った。陸上走路・幅跳び・高跳び場には、スポーツマットを布設。スポーツマットはメーカーと打ち合わせの上で、スパイクの刺さり方が中学生に合った、高価で良質なものを選定した。

　１６日には坂下修一専務執行役員、坂本隆常務執行役員、小松現場代理人、金丸現場代理人、七條現場代理人、山田現場代理人らが市役所を訪問。板東知文市長が感謝状を手渡し「行政の手の届かないところを整備していただき、市民も感謝している。地元業者の方々を身近に感じ、故郷のよさを実感できる機会となるため子どもたちへの教育効果も絶大」とたたえた。

　天野教育長は、同校の陸上部に全道大会で活躍する生徒が在籍していることから「大会本番と同じような条件で練習ができる。来年度も好成績が残せるのでは」と期待していた。

　坂下専務は「地元の建設業でこのような地域貢献活動を行っていることを子どもたちに理解してもらえれば。今後も市に貢献したい」と話していた。

(市町村 2021-12-24付)