オホーツク局独自 初めてのICT 初心者ら対象に不安解消 高校1人1台端末整備備え(道・道教委 2022-01-07付)
クラウドサービスなどを体験
【網走発】オホーツク教育局は昨年12月中旬、北見北斗高校で管内教員研修「初めてのICT」を開いた。管内公立高校の教諭など10人が参加。令和4年度からの1人1台端末整備に備え、基本的な操作方法、クラウドサービスにおけるファイル作成・共有などの機能を体験した。
道立高校では、4年度の新1年生からBYODによって1人1台端末を整備する。
研修は、ICTを活用した授業の実施に向けて高校教育指導班が独自に企画したもの。ICT初心者や活用に不安がある教諭などが対象で、基礎知識やICT端末の基本的な操作方法、クラウドサービスの活用方法について理解を深めることが目的。
はじめに、髙井隆行指導主事がこれから求められるICT機器を活用した教育、クラウドサービスの概要などについて説明。
新学習指導要領で示されている「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業が求められ、他者とのかかわりや対話が重視されることを紹介した。
一方、「限られた時間内に効率よくできるか」「一人ひとりの学習状況を把握することは難しい」といった教員の声があることも例示。
「これらの不安を解消するのがクラウドサービス」と述べ、文書・プレゼンテーション資料・表計算の作成、ファイルの保存と共有、共同編集などが可能となることを示した。
演習に移り、参加者が持参した端末を使ってクラウドサービスを体験。研修テキストの内容をもとに、Googleが提供するスライドやスプレッドシートでの文書作成、ファイルの共有、Google Classroomの活用などを行った。
高校教育指導班職員が机間をまわり、参加者の疑問や困り感に対応。「作成したスライドを共有すると、話し合い活動などにおける各グループの考えを確認することができる」「Jamboardでは、校内研修などでよく用いられる、付せんと模造紙を使った協議と同じようなことができる」などと助言した。
(道・道教委 2022-01-07付)
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