オホーツク局 教師力向上事業 “どう育てるか”大切に 初任者40人が遠隔交流会(道・道教委 2022-01-12付)
【網走発】オホーツク教育局は昨年12月中・下旬の3日間、教師力向上セミナー「初任段階教員オンライン交流会」を開いた。初任段階1~2年次の管内小・中・高校、特別支援学校の教諭約40人が参加。授業づくりにおける参加者の質問や悩みに先輩教員が回答し、“一人の生徒をどう育てるか”という視点の大切さなどを説いた。
初任段階教員のネットワークを広げる機会を確保し、日常業務を推進する上での悩みや工夫などの交流を通して教師力の向上を図ることが目的。管内小・中・高校、特別支援学校の経験豊富な教諭が講師を務め、授業づくり、学級経営・生徒指導について助言した。
初日の小学校の部は、北見市立南小学校の西川祐平教諭と紋別市立潮見小学校の井上大輔教諭が講師を務めた。2日目の中学校の部は、北見市立北光中学校の深瀬靖貴教諭と滝上町立滝上中学校の平田俊哉教諭、3日目の高校・特別支援学校の部は網走南ケ丘高校の林徹也教諭と紋別養護学校ひまわり学園分校の工藤麻里教諭が担当した。
うち、中学校の部では、深瀬教諭が学級経営・生徒指導、平田教諭が授業づくりを担当し、参加者の質問や悩みに答えた。
「生徒との距離感をどうしたらいいか分からない」という質問に対し、深瀬教諭は「友達感覚にはならないよう、言葉遣いを大切にしてほしい。“一人の生徒をどう育てるか”という視点が大事」と話した。
また、「音楽を担当しているが、歌などに苦手意識を持つ生徒へどうアプローチすればいいか」という質問に、平田教諭は「自信を持って歌えるところを一つでもつくると、前向きに取り組むことができるのでは」と助言した。
協議後、参加者は「授業の見通しを持つことができた」「貴重な話を聞くことができた」などの感想を寄せていた。
(道・道教委 2022-01-12付)
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