道教委と恵庭市教委が研修会 子と過ごす時間大切に 発達段階に応じた対応学ぶ
(道・道教委 2022-01-06付)

家庭教育ナビゲーター養成研修会
グループワーク等での参加者間の交流を深めた

 道教委と恵庭市教委は昨年12月上旬、家庭教育ナビゲーター養成研修会を開いた。保護者や家庭教育ナビゲーターなど20人が参加。講話や演習を通じて、子どもの発達に合わせたかかわり方や、それぞれの立場でのコミュニケーションの取り方などについて学びを深めた。

 研修会は、道教委が実施している地域人材による家庭教育支援推進事業「地域における家庭教育支援基盤構築事業」家庭教育支援研究協議会として位置づけている。

 事業は、すべての保護者が安心して家庭教育を行うことができる支援体制の構築に向け、家庭教育支援者の連携を進め、地域における支援の基盤構築に向けた取組の拡充を図るもの。

 この日、市内外から保護者や地域住民、家庭教育ナビゲーター、放課後児童クラブ職員など20人が参加した。

 託児付ヨガ教室の運営や親子イベントの企画・運営を手掛けるマザーズスペース・ミーナの菊池三奈代表が「大人も!子どもも!みんなが夢中になる遊び時間のつくり方」と題して講話。

 子育てに大切な親の心構えや、スマホに頼らない子育ての工夫、子どもの発達に応じた良質な玩具の選び方などを説明し、手づくりの玩具を紹介した。

 このほか、家庭教育支援者と保護者、保護者と子どもの関係づくりに役立つコミュニケーション方法を、グループコーチングの手法を用いて伝えた。

 また、カードゲームなど、大人と子どもが共に楽しむことができる遊びを体験し、参加者間の交流を図った。

 このあと、恵庭市および市教委からの情報提供、石狩教育局社会教育指導班から家庭教育支援事業の説明、恵庭市の家庭教育ナビゲーターが活動する「はぴナビネットワーク」の活動紹介などを受け、参加者は家庭教育支援について理解を深めた。

 参加者から、「アナログゲームを通じて子どもと過ごす時間を大切にしたいと思った」「グループコーチングでのワークは、家庭教育ナビゲーターとして活動するときに役立つ経験となった」などの感想が寄せられた。

(道・道教委 2022-01-06付)

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