道教委・川端委員　オホーツクへ　学びに向かう姿へ期待　大空高など教育活動視察

（道・道教委 2021-12-27付）

大空高の大辻校長（左）からＩＣＴ活用の説明を受ける川端委員（右）

　【網走発】道教委の川端絵美委員は１２月上旬、オホーツク管内の教育活動を視察した。北見市立北中学校（緒方隆人校長）と大空高校（大辻雄介校長）の２校を訪問。北中のコロナ禍における教育活動、大空高のＩＣＴ活用などにふれ、特色ある教育活動に期待を寄せた。

　道教委総務課の国安隆課長補佐、オホーツク教育局の野上義秀局長、眞田眞教育支援課長が同行した。

　北中では、緒方校長が学校の概況、感染症対策を踏まえた授業実践や宿泊的行事、部活動の実施状況など、コロナ禍における教育活動について説明。

　そのあと、感染症対策を踏まえた保健体育、１人１台端末を活用した音楽などの授業を参観した。

　川端委員は、コロナ禍でも子どもの学びを止めない学校の取組に謝意を示すとともに「今後、感染症対策を踏まえた教育活動やＩＣＴ活用など、取組の好事例を地域に向けて発信してほしい」と期待した。

　大空高では、大辻校長の案内のもと、授業参観および校舎施設を見学。１人１台端末を活用したキャリア教育の授業や、食品製造の実習等、生徒の活動の様子を参観した。

　終了後、大辻校長が学校の教育活動等について説明。「主体性を育む－飛行機人になる」のコンセプトのもと、地域の課題を解決する探究学習、学びの個別最適化を図るＩＣＴ活用、公設塾の開設など、町立総合学科校として特色ある取組を展開していることを紹介した。

　川端委員は「自分自身で学びに向かっている生徒の姿を見ることができた。これからの学校のスタイルとして大いに期待している」と述べた。

(道・道教委 2021-12-27付)