釧路市小中学校校長会が学校経営研　子の可能性を広げて　新時代展望した学校経営とは

（関係団体 2022-01-18付）

　【釧路発】釧路市小中学校校長会（伊藤晃一会長）は７日、釧路教育研究センターで学校経営研究協議会を開いた。市内小・中・義務教育学校の校長４０人が参加。講演や分科会協議を通して、新しい時代を展望した創意ある学校経営の在り方について考え合った。

　同会は、主題「新しい時代や社会の要請に的確かつ先導的に対応できる学校経営の実現～道東の拠点、釧路市の特性を生かした学校教育の創造」のもと研究を進めてきた。第６５回となる協議会では、新しい時代を展望する創意ある学校経営、今日的な教育課題に主体的に対応できる学校経営など、学校経営上の当面する課題について協議し、校長としての力量を高めることを目的とした。

　開会式では、伊藤会長があいさつ。変化していく社会に対し、目的を持って取り組む姿勢とともに「新しい教育に立ち向かう意識を強く持つことが大切」と訴えた。

　このあと、釧路市教委の平木裕外国語教育アドバイザーが「今次学習指導要領改訂の趣旨～新課程全面実施の中で振り返る」と題して講演した。

　小中連携の推進や授業観察・校内研修の視点、新３観点による学習評価などについて、校長として意識したいことを中心に説明。また、学校経営の視点から、校長としてできること・するべきこととして、真のリーダーシップとは何かを検討するための資料などを示し、子どもたちの可能性が広がる学校経営に期待を寄せた。

　講演後の分科会では、６人の校長が提言発表。３分科会に分かれ、学校経営、教育課程、道徳教育・生徒指導・進路指導・健康安全教育、現職教育の４分野から選んだ研究テーマについての取組と成果、課題や今後の展望などを説明した。

　分科会の後半では、提言発表に関して活発な討議が行われ、会員相互の研鑚を深めた。

　提言者はつぎのとおり。

▽第１分科会＝寺田裕子校長（共栄小）「学校経営」・木村郁夫校長（音別中）「道徳教育」

▽第２分科会＝水上俊司校長（北中）「学校経営」・藤森健浩校長（愛国小）「現職教育」

▽第３分科会＝石塚純三校長（音別小）「教育課程」・池田倫知校長（大楽毛小）「道徳教育・生徒指導」

(関係団体 2022-01-18付)