【解説】学級閉鎖等 全国で13%
(解説 2022-02-08付)

 文部科学省は、新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休業状況調査の結果(1月26日時点)をまとめた。全国で特定の学年・学級の臨時休業を実施している学校の割合は13・3%で、札幌市を含む道内では15・0%。学校全体の臨時休業は全国3・1%、道内1・6%となっている。

 調査は、オミクロン株による全国的な感染拡大が続く中、全国の公立学校における臨時休業の状況を調査することが目的。対象は公立の幼稚園、小学校、中学校、高校、特別支援学校。

 学年・学級の臨時休業を行った学校数は4727校で全体の13・3%。校種別では幼稚園1・4%、小学校16・2%、中学校11・4%、高校14・3%、特別支援学校8・6%。

 都道府県別では福岡県(32・5%)が最も高く、京都府(29・1%)、埼玉県(25・2%)などと続く。最も低かったのは愛媛県・徳島県(ゼロ)、宮城県・鳥取県(0・5%)など。

 学校全体の臨時休業を行ったのは3・1%に当たる1114校で、幼稚園2・6%、小学校3・5%、中学校2・4%、高校3・6%、特別支援学校3・7%。都道府県別では島根県(27・2%)が突出している。

 札幌市を含む道内の状況をみると、特定の学年・学級の臨時休業を行った公立学校の割合は15・0%。校種別では幼稚園が2・6%、小学校が16・3%、中学校が11・5%、高校が23・9%、特別支援学校が4・2%。

 学校全体の臨時休業を行った学校は29校で1・6%。幼稚園ゼロ、小学校と中学校がいずれも1・4%、高校2・3%、特別支援学校2・8%だった。

 次回調査(2月9日)では、臨時休業の状況のほか、オンライン学習など学びの継続に向けた取組を公表する予定。

(解説 2022-02-08付)

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