小樽市 4年度予算案 端末常時活用へ机更新 イヤホン・収納ケースも整備(市町村 2022-02-17付)
【小樽発】小樽市は15日、4年度予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度当初比3・4%増の581億5195万円。うち、教育費は14・7%増の27億3441万円で、構成比は4・7%となっている。
新規事業をみると、1人1台端末の常時活用に適した新JIS規格の机に計画的に更新するため、児童用机・椅子更新事業費として合わせて1300万円を計上。またオンライン学習機能強化事業費として、イヤホンや端末収納ケースを整備するため、小・中学校合わせて577万円を充てた。
主な教育関連事業はつぎのとおり。
【安心して子どもを生み育てることのできるまち】
▼保育環境の整備
▽エアコン整備・公立保育所(新規)=2000万円
▽病児保育事業費補助金=712万円
▼保育士・幼稚園教諭等の処遇改善の支援
▽保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業費=3653万円
▼放課後児童クラブでの生活や遊びの場の確保
▽放課後児童健全育成(新規)=1020万円―移転等経費、施設整備事業費
▼ひとり親家庭などへの支援
▽子どもの学習・生活支援=483万円―生活困窮世帯等の中学生を対象に、学習支援、困り事相談など生活支援を実施。試行として受講歴のある新高校1・2年生の受け入れ
▼学校教育の充実
▽スクールカウンセラー関係=396万円―カウンセラーの派遣回数を、在籍児童数100~300人未満の小学校で最大月2回、300人以上の小学校で最大月3回に拡大
▽学校図書館整備費・図書館司書関係=732万円(小学校)、615万円(中学校)―図書館司書計8人配置
▽児童用机・椅子更新(新規)=1200万円(児童)、100万円(生徒)―GIGAスクール構想に伴う1人1台端末の常時活用に適した新JIS規格の机に計画的に更新(特別支援学級、小学1・2年生)
▽オンライン学習機能強化(新規)=369万円(小学校)、208万円(中学校)―持ち帰り学習やオンライン授業などで必要となるイヤホン、端末収納ケースを整備
▽部活動指導員配置促進=398万円―指導員の指導時数拡大
▽学校図書支援対策(新規)=100万円―図書購入
▼家庭・地域との連携・協働の推進
▽コミュニティ・スクール導入等促進=150万円―新たに長橋中、塩谷小、幸小、長橋小、向陽中、銭函中、張碓小、桂岡小、銭函小に導入
▽教育支援活動推進=209万円―社会教育施設等を利用し、子どもの運動機会確保など教育活動を支援
▼学校の耐震化や老朽化対策の推進
▽忍路中央小校舎等耐震補強等=5億2416万円―校舎などの補強工事等
▽桂岡小校舎等耐震補強等(新規)=4272万円―実施設計
▽望洋台小屋内運動場暖房設備改修(新規)=1580万円
▽桜町中屋内運動場暖房設備改修(新規)=1580万円
▽朝里中長寿命化改修等(新規)=5700万円―校舎改修実施設計
▼保育所と学校等での感染症対策
▽保育環境改善等事業補助金=860万円
▽感染症対策・市立保育所=203万円
▽地域子育て支援センター新型コロナウイルス感染症対応(新規)=33万円
▽ファミリーサポートセンター新型コロナウイルス感染症対応(新規)=13万円
▽児童館新型コロナウイルス感染症対応(新規)=25万円
▽放課後児童健全育成新型コロナウイルス感染症対応=182万円
▽感染症対策等支援(新規)=1755万円(小学校)、1080万円(中学校)―学校教育活動継続のため、保健衛生用品や備品の購入、家庭における効率的な学習のために用いる教材の購入など
【誰もがいきいきと健やかに暮らせるまち】
▼健康危機管理体制の整備
▽各種予防接種=2億2200万円―小児定期予防接種など
【強みを生かした産業振興によるにぎわいのまち】
▼魅力ある観光の推進
▽教育旅行誘致促進=530万円
▽観光誘致促進事業補助金=680万円
▽教育旅行ガイドブック作成補助金(新規)=130万円
▼日本遺産を活用した地域活性化
▽日本遺産地域活性化=170万円―北前船フェリー使節団として小学生を対象に加賀市等への派遣、現地小学生との交流など
【まちなみと自然が調和し、環境にやさしいまち】
▼公園整備の推進
▽公園施設長寿命化計画推進=650万円
▽都市公園安全・安心=3775万円―蘭島駅前公園、平磯公園、朝里川公園等
▽トイレの洋式化等整備=220万円―しらかば公園、赤岩公園、桜丘の上公園、みつばち公園
▽市内各公園維持補修=6200万円―利用者の多い公園の除草回数増加
【生きがいにあふれ、人と文化を育むまち】
▼図書館、総合博物館の利活用の促進
▽図書館学習室換気改善(新規)=32万円
▽総合博物館収蔵車両等補修=350万円
▼文化芸術の振興
▽特別展開催経費・美術館費=390万円
▼スポーツ施設の整備
▽手宮公園競技場整備=570万円―棒高跳び用マット更新
【市制施行100周年記念関連事業】
▽北海道日本ハムファイターズ市町村応援大使関係(新規)=220万円―選手訪問イベント、ベースボールアカデミー指導者による野球教室等の開催
▽子どもたちが選ぶ「ふるさと100選」事業(新規)=193万円―児童生徒が各小中学校区おすすめポイントを選び発表会を開催、散策マップ作成
▽海の学び事業(新規)=115万円
▽鉄道歴史体感プログラム事業(新規)=60万円
▽特別展開催経費・文学館費=43万円
(市町村 2022-02-17付)
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