札幌市　ひとり親家庭等自立促進計画　改定へ５月ＷＧを設置　５年９月に改定案示す

（札幌市 2022-03-10付）

　札幌市子ども未来局は、第４次市ひとり親家庭等自立促進計画を改定する。国の施策や新型コロナウイルス感染症などの社会的環境の変化等を踏まえたもの。５月には児童福祉部会内に改定に向けたワーキンググループを設置。ひとり親家庭へのアンケート調査の結果などをもとに協議し、５年９月に改定案を示す。

　市では、ひとり親家庭等（母子家庭、父子家庭、寡婦）への総合的な支援を推進するため、ひとり親家庭等自立促進計画を策定。現在の第４次計画は、平成３０年度から令和４年度が計画期間となっている。

　一方で国が示している「母子家庭等および寡婦の生活の安定と向上のための措置に関する基本的方針」の計画期間が２～６年度となっていることや、５年度に予定されている子ども家庭庁の創設、新型コロナなど、ひとり親家庭を取り巻く社会的環境が今後も変化していくことが予測される。

　このため現在の計画を２年間延長した上で改定作業を進め、６年度末までを計画期間とする。

　９日の第３回子ども・子育て会議で改定に向けた今後のスケジュール案を示した。

　４年度は５月に児童福祉部会に意見聴取を目的としたワーキンググループを設置。８～１１月の期間でひとり親家庭を対象にしたアンケート調査を行う。

　その後アンケート調査の結果などをもとにワーキンググループで、改定の素案について協議し、５年９月に改定案を示す。

　会議ではアンケート調査に関する質疑が行われ「ヤングケアラーの状況を把握するためにも、子どもから意見を聴取することを検討してほしい」などの意見が挙がった。

(札幌市 2022-03-10付)