札幌市教委　４年度教師夢プラン　４月１８日から受付開始　大学１～３年生対象に講義

（札幌市 2022-03-10付）

　札幌市教委は、４年度教師夢プランⅠ・Ⅱ・Ⅲの日程および研修内容を発表した。教職課程を履修する大学１～３年生を対象に、７月から１１月にかけて、各プランで講義を２日ずつ実施。初任者研修や市研究推進事業の指定を受けている小・中学校の授業見学などを通して、教職を希望する学生の意欲向上と目標の明確化につなげる。受付は４月１８日から。

　市教委は平成２９年度から、道内の大学における教員養成課程に在籍する２・３年生を対象に教師夢道場を開催。現役教諭の講義や学生同士での情報交流を行うなど、教員としての職務や市の教育について理解を深めるとともに、公立学校教員採用候補者選考検査受検を控えた学生の意欲向上を図ってきた。

　令和３年度からは、大学１年生を対象に追加。教員への夢を膨らませ、志望意欲の向上を図ることを目的に、夢道場の内容を拡充した教師夢プランⅠ・Ⅱ・Ⅲとして開催した。

　４年度のプランⅠは２日間日程の講義を実施。ⅡとⅢは２日間の講義のほか、学校で実際に授業を見学する。Ⅰは８月２６日と９月３０日に予定しており、１年生が主な対象。市の学校教育や教員、学校組織に関する理解を深める内容の座学等を実施する。

　Ⅱは９月１６日と１１月１１日に行い、授業を見る上でのポイントなどを学ぶ内容で、２年生が主な対象。１０月１２日には小・中学校の授業を見学する。

　Ⅲは７月１日と１０月１４日に、学習指導案や板書のポイントなどに関する講義を実施。また、７月１１日、１２日、１４日、１５日のいずれか１日を選択して、初任者研修の見学を行う。

　各プランの定員は約６０人を予定。受講料は無料で、交通費等は別途必要になる。市教委ホームページの専用申込フォームなどで４月１８日から６月１０日まで受け付ける。

　新型コロナウイルス感染症等の状況によって、内容を変更する可能性がある。

(札幌市 2022-03-10付)