札幌市　ＳＤＧｓ教育旅行４年度開始　ＳＤＧｓ教育旅行開始　シェアサイクルで探索など

（札幌市 2022-03-11付）

ＳＤＧｓと関連した２２プログラムを体験できる

　札幌市経済観光局は、教育旅行で札幌を訪れる生徒が、市内でＳＤＧｓを学べる体験プログラム「ＳＤＧｓ教育旅行＠札幌」の受け付けを４年度から開始する。シェアサイクルによる街の探索やジェンダー平等に関するワークショップなど、２２プログラムから選択して体験することができる。同局のホームページでは、プログラムの詳細をまとめたパンフレットや授業で活用できるワークシートなどを公開している。

　新型コロナウイルス感染症の影響によって、来札する観光客は減少。教育旅行需要にも大きな影響を与えている。

　また、近年の教育旅行ではＳＤＧｓを学ぶプログラムや新学習指導要領に適応した「体験して学ぶ」プログラム等の需要が増加傾向にある。

　一方で市にはＳＤＧｓの側面を意識した体験プログラムが少ないことから、市内で教育旅行を実施する学校向けに、新学習指導要領に適応したＳＤＧｓを学ぶ体験型のプログラムを通して、札幌へ教育旅行を誘致することを目的に、昨年５月からプログラムの作成を進めてきた。

　合計で２２プログラムを用意。パンフレットでは、各プログラムの内容や所要時間、実施団体の連絡先と申込期限を掲載。このほかプログラムとＳＤＧｓの関連性や分野を示している。

　プログラムのうち「社会のジェンダー平等と一人ひとりのセクシュアリティを考えるワークショップ」では、専門家やＬＧＢＴＱ当事者などによる講演とグループディスカッションを体験。互いの個性や多様性を認め合い、誰もが生きがいと誇りを持って生きられる社会を目指すことを目的としている。

　このほか、アイヌ文化や主要な観光施設、冬季にしか体験できないプログラムなどを体験することもできる。

　同局のホームページでは、体験プログラムの内容をまとめたパンフレットや事前・事後の学習で活用できるワークシートなども掲載している。

(札幌市 2022-03-11付)