歌手の半﨑さん　歌で応援　自分の歩み信じ続けて　札幌宮の丘中３年生特別授業

（札幌市 2022-03-14付）

半﨑さんは全６曲の歌を披露した

　札幌市立宮の丘中学校（長内康志校長）は１０日、札幌市出身の歌手・半﨑美子さんを特別ゲストに招き、３年生１６５人に向けて、歌とメッセージを届ける特別授業を開催した。半﨑さんはあす１５日に卒業式を迎える生徒たちに、仲間への感謝の気持ちや、失敗に臆することなく自分のペースで挑戦し続けることの大切さを伝えた。

　半﨑さんは札幌市出身のシンガーソングライター。全国のショッピングモールを中心に歌い続け、１７年間の下積みを経て作り上げた楽曲は多くの人に勇気と感動を与えている。特別授業は、半﨑さんのファンである長内校長が、コロナ下で学校生活を送った３年生の思い出づくりのために「歌の力と大切さを届けてほしい」という思いを手紙で伝え、実現した。

　半﨑さんは『種』『特別な日常』『サクラ～卒業できなかった君へ』など全６曲の歌を披露し、歌に込められたメッセージを届けた。楽曲を通して命のつながりや尊さ、当たり前の日々そのものが特別であることなどを伝えながら、自らの経験を踏まえ、周りに合わせることなく「一人ひとりに合った間合いで自分の歩みを信じ続けてほしい」と訴えた。

　また、何事に対しても長続きしなかった自分が、歌手になるという夢だけは、自分を信じて追い続けたことを話し「興味があることに向き合い続ければ、貫き通したいと思える夢が必ず見つかる」とエールを送った。

　最後の曲『感謝の根』では、卒業する生徒たちへ「お世話になった先生や支え合った仲間への感謝の気持ちを大切に」と思いを伝えた。

(札幌市 2022-03-14付)