札幌藻岩高と札幌啓北商高の統合校　普通科と商業専門科設置　札幌市教委　１学年８学級に

（札幌市 2022-03-15付）

　札幌市教委の相沢克明学校教育部長は、９年度に予定されている市立札幌藻岩高校と市立札幌啓北商業高校の統合校について、普通科と商業の専門学科を設置すると説明し、両校のこれまでの取組・実践を継承していくことを強調した。学校規模については１学年８学級を想定しているとした。１４日の市議会予算特別委員会で明らかにした。

　市教委の檜田英樹教育長は、２月下旬の市議会代表質問に対し、今後の市内における中卒者数を考慮し、両校を統合する計画を表明。新設校は藻岩高の敷地内に設置する予定で、両校の実績や特色を生かした教育内容とする方針を示していた。

　また、再編を契機に、より一層市立高の連携を強化するとともに、地域活性化に寄与する特色ある学校づくりや主体的に市の発展に貢献する人材の育成につなげることを目指していく考えも述べた。

　１４日に開かれた市議会予算特別委員会では、三神英彦委員（自由民主党）による市立高校の再編に関する質疑に対して、相沢部長が配置学科と学校規模について答弁した。

　新設校の学科については「両校の特色や実践を継承するため、普通科と商業の専門学科を配置する」と述べた。その上で「生徒の将来やニーズを踏まえた教育課程の充実や学校行事の実施を見据え、１学年８学級を想定している」と今後の計画を示した。

(札幌市 2022-03-15付)