【解説】女性管理職比率１０・９％

（解説 2022-03-24付）

　４年度における市町村立小・中・義務教育学校の女性校長・副校長・教頭の総数は、前年度と比べ１１人増の２６２人。管理職員に占める女性教職員の比率は０・６ポイント増の１０・９％となった。

　昨年４月に道教委が策定した第２期女性活躍推進に基づく特定事業主行動計画（３～７年度）では、校長、副校長・教頭に占める女性管理職の割合を７年度までに１５％を目指すとしている。

　４年度の市町村立小・中・義務教育学校における女性校長・副校長・教頭の採用・昇任数は２１人増の５８人。女性比率は日高が１７・１％と最も高く、留萌１３％、上川１２・３％と続く。

　校長・副校長・教頭別にみると、女性校長の採用数は２４人で、女性校長の総数は２人減の１０４人となった。女性比率は０・１ポイント減の８・７％で上川が１２・２％、釧路１２％、空知１１・７％と高い。

　女性副校長の昇任数は１人。総数は２人で女性比率は５０％。

　女性教頭の昇任数は３３人で総数は１２人増の１５７人。女性比率は１・１ポイント増の１２・９％となった。管内別では日高２４・４％、オホーツク１６・３％、十勝と根室いずれも１５・９％など。

　道教委が女性管理職を対象に前年度実施したアンケート結果によると、管理職としての満足度は校長が９０・９％、副校長・教頭が５２％。やりがいを感じる仕事に満足している意見が多い反面、満足していない意見は「体力面や精神面での負担が大きい」が最も多い。

(解説 2022-03-24付)