全国体力・運動能力  調査結果 各管内の状況 第14回 組織的改善サイクルを
(道・道教委 2022-04-07付)

根室体力テスト管内別
体力合計点と全国との差とその推移(クリックすると拡大表示されます)

根室

◆分析 小学校

【24校、児童数560人】

▼実技

 体力合計点は全国と比較し、女子が0・20ポイント高いが、男子が0・17ポイント低く、課題である。

 種目別に全国を上回ったのは、男子が5種目、女子が6種目である。

▼質問紙

 「体育の授業は楽しい」と回答した児童の割合は、男子が75・4%であり、3・4ポイント高い。女子が62・0%であり、3・7ポイント高い。

 「これまで調査を踏まえて、授業等の工夫改善を行った」と回答した学校の割合は、小学校が79・2%であり、33・4ポイント高い。

◆分析 中学校

【20校、生徒数626人】

▼実技調査

 体力合計点は男子が1・51ポイント、女子が1・56ポイント低く、課題である。

 種目別に全国を上回ったのは、男子が3種目、女子が1種目である。

▼質問紙調査

 「保健体育の授業は楽しい」と回答した生徒の割合は、男子が53・8%であり、0・9ポイント高く、女子が44・9%であり、5・3ポイント高い。

 「これまでの調査を踏まえて、授業等の工夫改善を行った」と回答した学校の割合は、90・0%であり、34・0%高い。

改善点

▼組織的・継続的な検証改善サイクルの確立

▽自校の現状と課題を踏まえた全教職員による検証改善サイクル確立

 新体力テストや教職員・児童生徒の授業評価等の組織的な分析による自校の課題を明確化する。

 課題解決に向けた組織的・継続的な取組の検証改善を図る組織体制を構築する。

▼教職員の資質・能力向上

▽教員の実践的指導力や専門性の向上に資する研修の計画的な実施

 児童生徒が動きの質の向上を実感するなど、体育・保健体育の授業改善を推進する。

 日常の授業改善や体育・保健体育以外の体力向上を図る校内の組織的・継続的な取組を充実させる。

▼学校・家庭・地域との連携

▽学校・家庭・地域が一体となった生活習慣・学習習慣の確立

 家庭や地域と連携し、生活習慣・学習習慣の確立を図る取組を推進する。

 「どさん子体力アップ強調月間」における各種団体などと連携した体力向上の取組を推進する。

(連載終わり)

(道・道教委 2022-04-07付)

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