【解説】道のライフデザインゼミ(解説 2022-06-22付)
道では、少子化対策の一環として、若い世代を対象に、結婚、妊娠・出産、子育て、仕事を含めた将来のライフデザインを描けるよう、その前提となる知識や情報を伝える次世代教育コーディネート事業「ライフデザインゼミ!」を実施している。
対象は道内の高校・大学・短大・専門学校などで、講師が学校を訪れ出前講座を行う。講師派遣に係る謝金や旅費は道が負担する。
講座のテーマは①少子化の現状と課題②子育て支援③児童虐待への対応④母子保健⑤仕事と子育ての両立⑥若者の自立―の6つ。
概要をみると、①では北海道の少子化の現状や少子化が生活や社会に与える影響など、②では安心して子どもを生み育てるための制度や地域のサポート体制など、将来、親となった時に必要な情報を提供する。
③では、しつけと虐待の違いや、子育ての不安や悩みを理解。地域で子どもや子育て家庭を見守り、支えていくことの大切さについて考える。
④では、予期しない妊娠・性感染症予防等の思春期健康教育、加齢による妊娠する力の低下や不妊治療など、妊娠・出産に関する正しい知識を学び、自分の体への理解を深める。
⑤では、仕事と子育ての両立を支える制度や両立に取り組む当事者等の体験談から、ワークライフバランスの重要性・必要性について学ぶ。また、男女ともに子育てしやすい環境を実現するためには、特に男性(父親)の育児への理解と積極的な参加が重要であることも併せて理解する。
⑥では、働くことの意義や楽しさ、自分らしい生き方を実現するための職業選択などについて考える。
申込は「ライフデザインゼミ」ホームページの申込フォームから。道では「学校での授業等でぜひ活用してほしい」と話している。
(解説 2022-06-22付)
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