【解説】3年度文部科学白書を公表(解説 2022-07-25付)
文部科学省は、3年度『文部科学白書』を公表した。東京オリパラの日本代表の活躍や大会レガシーの発展・継承について紹介。また、コロナ禍における文科省が実施した対応に加え、3年度に実施した支援や取組を紹介している。
文科省では、教育、科学技術・学術、スポーツ、文化芸術にわたる同省全体の施策を広く国民に紹介することを目的に文部科学白書を毎年刊行している。
3年度白書は「特集」と「文教・科学技術施策の動向と展開」の2部で構成。
特集1では「東京オリンピック・パラリンピック競技大会の軌跡とレガシーの継承・発展」として、新型コロナウイルス感染症の影響による史上初めての延期を経て、3年に開催された東京2020大会を取り上げた。大会の概要や結果をまとめるとともに、大会の成功に向けた文科省の取組やレガシーの継承・発展について紹介している。
特集2では「新型コロナウイルス感染症禍における文科省の取組」について記載。学校における感染症対策、子どもたちの学びの保障をはじめとした教育関係の取組、ワクチンや治療薬等の研究開発基盤の強化のための支援、甚大な影響を受けているスポーツ・文化芸術活動、留学生への支援などを紹介している。
第2部「文教・科学技術施策の動向と展開」では、文科省が担当する教育、科学技術、スポーツ、文化芸術などの行政分野における動きを記載。「教育再生の着実な推進」「ICTの活用の推進」など14章に渡って紹介している。
19日の記者会見で末松信介文部科学大臣は、「前年度に続き内容や文量を厳選し、社会のデジタル化に対応する観点から紙の冊子を大幅に簡素化した。白書に取り上げている施策のさらなる充実を図っていきたい」と述べた。
(解説 2022-07-25付)
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