留萌小中校長会 研究協議会　機能的な学校組織へ　藤田会長 リーダーシップ発揮を

（関係団体 2022-08-16付）

研究発表や研究協議を行った

　【留萌発】留萌管内小中学校長会（藤田智哉会長）は２日、小平町文化交流センターで第７０回教育研究協議会を開いた。本年度から２ヵ年研究の研究主題「主体的・協働的に学び、よりよい社会を創り出す力を育む小中学校教育の推進」について説明。研究発表や研究協議を行うなど、小・中学校教育の推進に向けて研究を深めた。

　開会式では藤田会長があいさつ。教育の動向に触れ「校長は常に子どもたちの現状を把握し、目指すべき方向を指し示し、学校組織がより機能的に教育活動を進められるようリーダーシップを発揮する必要がある」と強調。あすからの学校経営に臨めるような研究協議会とすることを求めた。

　祝辞に立った留萌教育局の川村秀明局長は令和の日本型学校教育の構築に向けて、学校組織のアセスメント能力やファシリテーション能力の向上のほか、教職員がコミュニケーションを円滑に図られるよう心理的な安全性の確保に努めることを求めた。

　続いて、天塩町立天塩小学校の小栁豊校長が研究主旨説明を実施。本年度から２ヵ年研究の研究主題「主体的・協働的に学び、よりよい社会を創り出す力を育む小中学校教育の推進」について、研究テーマ「令和の日本型学校教育の構築に向けた学校組織マネジメントの推進」「個別最適な学びと協働的な学びを一体化した主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」「学校経営や教育課程、指導・育成、危機管理、教育課題の５つの領域」の３点を紹介したほか、研究計画などを説明した。

　また、天塩町立天塩中学校の嶋本敏幸校長が「令和の日本型学校教育の構築に向けた学校組織マネジメントの推進を図る校長の在り方」について研究発表。各校の実践について紹介した。

　このあと、「校長のリーダーシップ（ビジョンの提示の仕方や語り方）」「校長のマネジメント（分かりやすい計画と指示）」を協議の視点に研究協議した。

(関係団体 2022-08-16付)