北特活　理事研・総会開く　研究大会　１０月オンライン開催　第１９次研究主題案など確認

（関係団体 2022-08-22付）

山下尊子会長

　道特別活動研究会（北特活、山下尊子会長）は１０日、ホテルライフォート札幌で本年度理事研修会および総会を開催した。１０月２２日の第５０回札幌大会開催、創立５０周年記念誌発刊を確認。５年１０月最終週に第５１回上川・旭川大会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決定した。５年度からの第１９次研究の研究主題案「多様性を認め合いながら、互いに成長し合う関係を築く力を高める特別活動～みんなちがうから、みんないい」を報告。１１月の臨時総会で協議することを確認した。

　冒頭、山下会長があいさつ。大雨などの自然災害や新型コロナウイルス感染症の感染状況、熱中症などを憂慮しながらも、参集での総会開催に感謝を示し「北特活もまだまだ元気だと実感した。創立５０周年の節目を迎え、総会を契機に会員が一つになれることを期待する」と述べた。

　議事に移り、３年度事業報告を承認したあと、４年度および５年度事業計画などを審議した。４年度については、１０月２２日に第５０回札幌大会をオンラインで開催するとともに、５年２月ころに創立５０周年記念誌を発刊することを確認。発刊に向けて、各支部の研究活動寄稿を求めた。５年度は、１０月最終週に第５１回上川・旭川大会を開催することを申し合わせた。

　また、６月にオンラインで開かれた第１９回事業計画検討委員会の概要を報告。全道大会の在り方について「授業公開を大切にした大会に」「オンラインを活用した開催も視野に入れる」「複数支部による共同体制も検討する」などを確認。研究の在り方に関わっては「会員数増につながる魅力ある研究」「今日的な教育課題や地域の課題の改善につながる研究」「ＩＣＴを研究、運営で積極的に活用する」などを示した。

　このあと、５年度から始まる第１９次研究の方向性を確認した。研究主題案を「多様性を認め合いながら、互いに成長し合う関係を築く力を高める特別活動～みんなちがうから、みんないい」と設定。１８次研究の成果と課題を踏まえ、目指す児童生徒像に「なりたい自分に向けて、自主的、実践的に取り組む子」を据えた。研究の視点を①なりたい自分に向けて、互いに成長し合う関係を築くための活動構成②多様性を認め合うための教師の関わり―の２点とし、「子どもが課題を見いだす活動構成」「個・集団の変容を実感できる自己・相互評価の工夫」などを推進する。

　１１月２６日にオンラインで開催する臨時総会で第１９次研究主題を協議することを申し合わせた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝山下尊子（札幌市菊水小校長）―新

▽副会長＝有賀智哉（札幌市元町北小校長）―新、山本祐司（札幌市新陵東小校長）、深澤昌明（函館市南茅部小校長）、高見恭介（室蘭市翔陽中校長）、二瓶明紀（釧路市鳥取小校長）、日下部匡彦（小樽市山の手小校長）、保科浩則（津別町津別小校長）、石田正樹（留萌市留萌小校長）、佐藤聖士（旭川市緑新小校長）、橋本展晴（滝川市教委指導参事）、源田謙一（稚内市富磯小校長）―新

▽監査＝北原徹也（札幌市平岸西小校長）―新、小田英人（札幌市真駒内桜山小校長）―新

▽事務局長＝井田敦（札幌市本町小校長）―新

(関係団体 2022-08-22付)