４年度運動機会の充実環境整備推進校　小１５校、中５校選定　札幌市教委　子の習慣定着へ

（札幌市 2022-09-13付）

　札幌市教委は、学校における運動機会の充実を図る環境整備推進事業の本年度推進校を決定した。授業以外で子どもの運動機会の創出を図る環境整備推進校として小学校８校、中学校２校、１人１台端末を活用した学習活動、学校と家庭をつなぐ運動習慣づくり、それらの取組を生かした授業づくり推進校として小学校７校、中学校３校を選定。各推進校は、子どもの運動に対する意欲の向上、運動習慣の定着を図る取組を進め、その成果を全市の学校に普及させる。

　事業は、学校における子どもの運動に対する意欲の向上と、運動習慣の定着を図ることをねらいに２年度から実施しているもの。

　本年度は①授業以外で子どもの運動機会の創出を図る環境整備推進校②１人１台端末を活用した学習活動、学校と家庭をつなぐ運動習慣づくり、それらの取組を生かした授業づくり推進校―の２つの推進校を設定した。

　①では、学校において子どもが日常的に運動に親しむことができる取組の充実とそれを支える環境整備を推進。本年度は、栄東小など小学校８校、平岡中など中学校２校を選定した。

　②では、子どもが１人１台端末を持ち帰り、家庭での学習において授業時の動画を視聴。これまでに学習した運動の行い方を振り返りながら、次時の自己の課題を見つけたり、作戦を選んだりする。また、子どもが自らの興味・関心に基づき、授業で学んだことと関連付けて、家庭でもできる運動を調べたり考えたりして実践。本年度は、幌南小など小学校７校、中の島中など中学校３校を指定した。

　各推進校は、新型コロナウイルス感染症に対応した「札幌市における教育活動ガイドライン」に基づいた子どもの運動に対する意欲の向上と、運動習慣の定着を図る取組を推進し、その成果を全市の学校に普及させる。

　また、推進校の実務担当者による連絡協議会を設置。取組の進捗状況を共有するとともに、必要に応じて各指定校における実践事例等を定期的に集約し、協議会において参考資料を作成する。

　取組の成果については、報告書等にまとめて市教委に提出。市教委は、取組の成果を取りまとめて全市立学校へ送付するなど普及・啓発を図っていく。

　本年度における各推進校はつぎのとおり。

【授業以外で子どもの運動機会の創出を図る環境整備推進校】

▼小学校

▽栄東▽栄緑▽資生館▽手稲北▽新川▽澄川西▽発寒南▽豊平　　　　　　　

▼中学校

▽平岡▽星置

【１人１台端末を活用した学習活動、学校と家庭をつなぐ運動習慣づくり、それらの取組を生かした授業づくり推進校】

▼小学校

▽幌南▽福住▽伏見▽二条▽幌西▽あいの里西▽ノホロの丘

▼中学校

▽中の島▽中央▽向陵

(札幌市 2022-09-13付)