道教委　家庭教育基盤構築事業　１１月に支援者養成研修　オンラインで双方向の研修を

（道・道教委 2022-10-27付）

　道教委は、１１月２９日午前９時３０分からオンラインで「家庭教育支援者養成研修」を開催する。前年度から３ヵ年で進めている「地域における家庭教育基盤構築事業」の一環。前年度の動画配信に続き、今回はオンラインで研修会を開催。ＮＰＯ法人お助けネット代表の中谷通恵氏を講師に迎え、講話のほか実践発表・交流の場でもアドバイスを行うなど双方向の研修とする予定だ。

　道教委は、全ての保護者が安心して家庭教育を行うことができる支援体制の構築のため、全市町村に家庭教育支援者（家庭教育ナビゲーター）を養成してきた。

　しかし、研修内容の充実（児童虐待、読書活動、発達など）や、家庭教育支援者同士のネットワークの構築が課題となっていたことから、地域における家庭教育基盤構築事業を３年度から３年間計画でスタートした。

　事業の柱の一つ「家庭教育支援を担うために必要な知識や技術を習得するための養成研修」は、前年度はコロナ禍でも隙間時間に受けられる動画配信を実施。本年度はオンラインの研修会とし、行政説明「北海道における家庭教育支援の取組」のあと、中谷氏が講師となり「家庭や地域の実情に応じた家庭教育支援のさらなる充実に向けて」と題し講話。

　続いて「地域における家庭教育支援の実際」をテーマに実践発表・交流。全道各地で取り組まれている家庭教育ナビゲーターや家庭教育支援チームの取組について実践発表したあと、少人数のグループに分かれて、日々の活動の悩みや疑問を交流。中谷氏が随時話し合いに入りアドバイス等を行う。

　参加申し込みはウェブ上の申し込みフォームか、２次元バーコードから。１１月１４日締切。

　同事業ではこのほか、各地域で家庭教育支援研究協議会を開催し、事例紹介や意見交流を実施。

　また、身近な地域で子育てや家庭教育に関する相談に乗ったり、親子で参加する様々な取組や講座などの学習機会、地域の情報を提供したりする「家庭教育支援チーム」（現段階で１３チーム）について、３年間で全管内への設置を目指している。

(道・道教委 2022-10-27付)