球技通して他者を理解 東神楽中など4校授業公開(関係団体 2022-11-07付)
体研連上川大会授業公開
道学校体育研究大会上川大会では、開会式に先立ち上川管内の小・中学校4校で授業を公開した。美瑛町立美瑛小学校(堀内隆功校長)はボール運動・ネット型「ソフトバレーボール」、美瑛町立美瑛中学校(金山達也校長)は球技・ネット型「バレーボール」、東神楽町立東聖小学校(大垣幸治校長)はボール運動・ゴール型「タグラグビー」、東神楽町立東神楽中学校(中間靖之校長)は球技・ゴール型「バスケットボール」を行った。
東神楽中は同校で2年A組(遠藤敦志教諭、生徒数35人)の球技・ゴール型「バスケットボール」を公開した=写真=。
本時は10時間扱いの7時間目。単元の目標を「技術の名称や行い方を理解するとともに、基本的なボール操作と仲間と連携した動きで攻防を展開できるようにする」「攻防などの自己の課題を発見し、合理的な解決に向けて運動の取組を工夫するとともに、自己や仲間の考えたことを他者に伝えることができるようにする」「球技の学習に積極的に取り組み、作戦などについての話し合いに参加することや一人ひとりの違いに応じたプレーなどを認めることなどに意欲を持ち、健康や安全に気を配ることができるようにする」と設定した。
研究の視点①できて達成感を得られる教材の工夫②分かって達成感を得られる学習過程③支え合い、分かり合い、つながることで達成感を得られる指導と評価の一体化―のもと、本時の目標を「マークを外す動きについて、ポイントやつまずきの事例を参考に、チームや個人の課題を発見し他者に伝えている(思考力・判断力・表現力等)」とした。
遠藤教諭は①の観点から準備運動のパス・ドリブル・シュートを、単元を通して実施。基礎技能の向上を図った。
前時の振り返りでは、②の観点から生徒のディフェンスの動画をモニターで流すなど視覚化して提示。学習の流れを統一することで見通しを持って取り組ませ、習熟度の向上をねらった。
チームごとのタブレットを使った作戦会議でメンバー一人ひとりに作戦を意識させたあと、3対3のゲームを実施。ディフェンスをかわすため、4回パスをしたあとにシュートをするよう求めた。
振り返りでは、1人1台のタブレットで「きょうの試合で取り組もうとした作戦」「取り組んだ結果・今後の課題」について、赤はできた、青はできなかったと色付けして入力させ、全体交流を行った。
分科会では遠藤教諭の授業で4回パスをさせた上でシュートとした流れについて「子どもたちの能力等の高まりに合わせて条件を変えても良いのでは」などの意見が上がった。
(関係団体 2022-11-07付)
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