銀鱗荘旧本館など２件 ニシンで栄えた時代伝える 有形文化財（建造物）指定へ（国 2022-11-21付）
銀鱗荘旧本館＝（株）ニトリパブリック提供＝
国の文化審議会は１８日、新たに１０９件の建造物を登録有形文化財（建造物）として登録するよう文部科学大臣に答申した。道内では「銀鱗荘旧本館（旧猪俣家住宅）」（小樽市）と「グリル銀鱗荘（旧北海道水産記念館）」（同）の２件が挙がっている。
銀鱗荘旧本館は、余市に所在した明治後期のニシン御殿を昭和１３年に移築し、近代和風ホテルとして改修したもので、５０畳もの大広間に堂々とした床構えを配し、神棚や囲炉裏などがニシンで栄えた時代を伝える。
グリル銀鱗荘は、明治後期のニシン倉庫を昭和１６年に余市から移築し、水産記念館とした建物。入母屋造りの玄関を構え、虫籠窓（むしこまど）を並べたしっくい塗込めの外観と内部の太い柱梁は重厚で、現在はレストランとして活用されている。
これらは官報告示を経て登録される。
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グリル銀鱗荘＝（株）ニトリパブリック提供＝
(国 2022-11-21付)
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