高校生の学校インターンシップ　２５校２９２人が教職を体験　小・中１１５校で受け入れへ

（道・道教委 2022-11-24付）

　道教委は高校生の小・中学校等におけるインターンシップの４年度実施状況（７日時点）をまとめた。２５高校から計２９２人の生徒が参加し、小・中学校、義務教育学校１１５校で教員の仕事を体験。授業参観や学習指導の補助など様々な場面で子どもたちと交流し、教職への理解を深めている。

　同インターンシップは、教員の職務や学校教育の内容、子どもと触れ合う楽しさなどについて理解を深め、教職の魅力を感じてもらい、明確な目的を持って教員養成大学の志望につなげることが目的。令和元年度から道立高校５校で試行し、２年度から本格的に開始した。

　インターンシップの主な内容は、授業の参観、学習指導・清掃指導・給食指導・部活動指導等の補助、学級担任事務（家庭学習や宿題の添削など）体験、教員との交流など。休み時間に生徒が考えた遊びを実施するなど授業以外での交流も行う。各小・中学校の特色ある教育活動を経験できることが特徴で、活動内容は参加者が将来働きたい校種や教科などを踏まえて検討している。

　生徒たちは事前学習に取り組み、インターンシップの目的や具体的な対応、児童生徒への接し方や言葉遣いなどの礼儀作法、新型コロナウイルス感染症対策に関する知識を身に付けた上で参加する。

　実施校は７日現在で高校２５校で計２９２人の生徒が参加する予定。実施受け入れ予定校は小・中学校、義務教育学校１１５校となっている。

　３年度の参加者のアンケートでは、９７％が「教職への興味・関心が高まった」と回答。「様々な授業を見て自分だったらどのように教えるのか考えることができた」などの声が寄せられている。

(道・道教委 2022-11-24付)