石狩小中校長会 秋季学校経営研 アイデア創出の組織を 石狩局・田中局長が講話(道・道教委 2022-11-25付)
石狩管内小中学校長会研究会
石狩管内小中学校長会(鹿野秀一会長)は8日、恵庭市民会館で4年度秋季学校経営研究会を開催した=写真=。石狩教育局の田中賢一局長が「A New Hope~新たなる希望」と題し講話。これを踏まえ、研究主題「自立・協働し、未来を創る石狩の子どもを育成する学校教育の推進」のもと、3分科会で研究協議した。参加者は管内教育における今日的な課題の解決に向けて研鑚を積んだ。
学校経営における今日的な課題や実践課題を明確にし、家庭や地域との連携を深め、創意と活力に満ちた信頼される学校経営を推進するため、校長として職能の向上を図ることが目的。小・中学校長約100人が参加した。
研究主題は「自立・協働し、未来を創る石狩の子どもを育成する学校教育の推進」。4ヵ年計画の最終年次に当たる本年度は、第3協議題「社会の変化を柔軟に受け止め、子どもたちの確かな“生きる力”を育む学校経営の推進」に基づき「今日的な教育課題に対した学校経営の在り方」をテーマに3分科会で議論した。
研究会には、石狩局の田中局長、管内教育委員会協議会教育長会から恵庭市教委の岩渕隆教育長らが出席した。
はじめに、鹿野会長があいさつ。「荒波のように来る教育課題に、校長のリーダーシップを一層に発揮することが必要。校長としての職能の向上を図るため、活発な意見交流をしてほしい」と呼びかけた。
岩渕教育長はあいさつで「予測困難な未来社会だからこそ、7市町村が協力し、それぞれの地域の特徴を生かして取組を行ってほしい」と期待した。
続いて、田中局長が「A New Hope~新たなる希望」と題して講話した。各学校においては、校長を中心に資質・能力を育成する学校経営方針を示し、教育活動の選択と決断を行うとともに「教職員から教育課程の充実を図る新たなアイデアが創出されるような学校組織を構築することが大切」と説明。トップダウン・ボトムアップの仕組みをつくることで、コミュニケーションが生まれ、教職員の能力や企画・構想力も上がり、人材育成につながると示した。
その上で「教育課程の充実による資質・能力の育成をできるのは、皆さんの力があってこそ。全ての子どもたちの未来のために、学校経営を推進してほしい」と呼びかけた。
このあと、3分科会に分かれて研究協議。恵庭市立和光小学校の渡邉琢真校長、北広島市立西の里小学校の相澤哉校長、千歳市立東千歳中学校の加藤暢校長が提言に立ち、社会に開かれた教育課程の推進と家庭・地域・異校種との連携や今日的な教育課題への適切な理解と取組について、自校の実践を発表した。
(道・道教委 2022-11-25付)
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